【柏郷(中国)2019年5月10日PR Newswire=共同通信JBN】中国の大手建設機械メーカー、XCMGは5月6日、中国・河北省にある柏郷陸上風力発電プロジェクトで、同社のXCA1600オールテレインクレーンが140メートルという史上最高の高さでの羽根車の設置に成功し、世界記録を更新した。
XCA1600は高さ140メートルの場所に羽根車を設置する能力を持つ世界初のホイールクレーンである。組み立てられた羽根車は直径141メートルで重量は約90トン。クレーンはわずか40分で羽根車を持ち上げ、ドッキングさせ、エンジニアが80個のボルトすべてを締めるのにさらに90分を費やした。
XCMG副社長で、XCMG Crane Business Divisionゼネラルマネジャーであるジィエンチョン・スン氏は「中国は風力発電施設の設置数が最も多い。高所プロジェクト用に設計されたこの1600トンの全地形クレーンは、世界をリードする技術と優れた品質で多くの建設上の課題を克服しただけでなく、中国をリードするクレーン技術と品質として完成したこの新しい記録的プロジェクトでも有名になった」と語った。
XCMGの1600トンのオールテレインクレーンの特長は以下の通り:
*軽量:XCA1600は大幅な昇降能力と最も堅牢な機能を備えた、サイズが世界最小の1600トン・クレーンである。
*フルカバレッジ:7セクションのメインブームが92.4メートルに達するというすべての風力発電建設シナリオをカバーする。27.5-51.5メートルの革新的な自己折りたたみ式風力ブームにより、高さ140メートルまで拡張すると、簡単に95トンを持ち上げることができる。
*インテリジェント・コントロール:XCA1600はさまざまなタスクに最適なプログラムを分析し、最大100トンの物体を持ち上げながら正確なポジショニングを保証することができる。
スン氏は「XCMGの目標は、多様なプロジェクトのさまざまな地質・気象条件に最適な「高度で耐久性のある」風力発電装置をつくり、風力発電業界の発展を支援する新しいソリューションを提供することである」と述べた。
XCMGは長年にわたり、風力発電セクターに多大な投資を行ってきた。その結果、最先端技術、先端製造、研究開発をサポートするための包括的な産業データベースに支えられた中国の風力発電設備の迅速な発展がもたらされた。
▽XCMGについて
XCMGは76年の歴史を持つ多国籍の重機械メーカーである。同社は現在、世界の建設機械業界で6位にランクされている。同社は世界の183を超える国・地域に輸出している。
詳細はwww.xcmg.com、Facebook、Twitter、YouTube、LinkedIn、Instagramを参照。