【サンパウロ2019年5月7日PR Newswire＝共同通信JBN】
＊この取引により米国の富裕層の顧客への事業拡大が可能に
Bradescoは、米国における特に非居住の個人富裕層への金融サービスの提供を専門とするフロリダ州認可の銀行であるBAC Florida Bank（以下「BAC Florida」）を買収することで合意したと発表した。この取引により、Bradescoは多様な市場での事業を強化することにより株主および顧客への長期的価値を創出するというコミットメントを重ねて実行することになる。
今回の取引の総額は約5億米ドルで、取引はブラジルと米国の所轄の規制当局の承認を得ることが必要である。
22億米ドルの資産と2億600万米ドルの株主資本を有するBAC Floridaは、プライベートバンキング＆資産管理、コーポレート＆インスティテューショナルバンキング、不動産融資などさまざまな事業部門で事業展開している。また、米国の49州で顧客にパーソナル、ビジネス、デジタル各バンキング業務を提供し、ブローカーディーラー業務を展開している。
Bradescoのオクタビオ・デ・ラサリ最高経営責任者（CEO）は「BAC Floridaを通じて当社の商品・サービスの提供を拡大することは、グローバルソリューションへのより一層の多様化とアクセス拡大を求める顧客にとって好ましい資産管理銀行となる1つの方策である」と述べた。
Bradescoにとって、今回の買収は戦略的に重要である。それは、Bradescoの富裕層顧客に対し、米国への投資の提供を拡大するとともに、当座預金口座、クレジットカード、不動産融資などその他のバンキングサービスも拡大することになるからである。Bradescoはまた、企業および機関顧客に関連した事業を拡大する機会を得ることにもなる。
BAC Floridaのカルロス・ペラス共同会長は「Bradescoとこの合意に達したことを喜んでいる。われわれは、この取引が当社の顧客の成功とBAC Floridaチームメンバーの職業的、個人的な発展に引き続き貢献することになると信じている」と語った。
今回の取引に関連して、Banco Bradesco BBI S.A.が財務顧問を、Shearman & Sterling LLPがBradescoの社外法律顧問を務めた。またSandler O'Neill & Partners, L.P.がBAC Floridaとその支配株主の財務顧問を務めた。Hughes Hubbard & ReedとAvila Rodriguez Hernandez Mena & Ferri, LLP (ARHMF)が、それぞれBAC Florida株主とBAC Floridaの法律顧問を務めた。
▽BAC Floridaについて
45年におよぶバンキングの専門知識を有するBAC Floridaは米国マイアミのコーラルゲーブルズに本社を構えている。同社は、140年以上の歴史を持ち10カ国で事業展開する複合企業Grupo Pellasの一部である。2018年12月31日時点で、BAC Floridaの総資産額は22億3500万米ドル、株主資本は2億590万米ドル、純利益は2940万米ドル。現在約1万の顧客を有している。
BAC Floridaは主として以下の事業分野で事業展開している：プライベートバンキング＆資産管理、コーポレート＆インスティテューショナルバンキング、不動産融資。また国内個人向け、コマーシャル、およびデジタルバンキングを提供、ブローカーディーラーを運営している。
この北米の銀行は、国内、国際市場で顧客を有するほか、富裕層の外国人と強い関係を持ち、彼らに不動産融資を含む金融サービスを提供している。
▽問い合わせ先
Bradesco Public Relations Department
55 11 36845899/ 55 11 36842776
Bradesco Investor Relations Department
ソース：Banco Bradesco S.A.
