【オースティン(米テキサス州)2019年2月25日PR Newswire=共同通信JBN】St. David's Medical CenterのTexas Cardiac Arrhythmia Institute(TCAI、テキサス心不整脈研究所)は最近、持続性心房細動(A Fib)患者の治療でDiamondTemp Systemの有効性を調べるDIAMOND-AF II臨床試験に参加する患者の登録を開始した。A Fibは心筋の電気システム、あるいは「配線」に影響する不規則な心臓の鼓動の一種で、心臓にうっ血や脳に達し得る凝血を起こす。治療せずに放置するとA Fibは脳卒中の危険を高めかねない。
このアブレーションシステムはアブレーションカテーテル(体内と心臓に挿入する細い柔軟なプラスチックチューブ)、高周波発生装置、イリゲーション・ポンプから成る。発生装置はアブレーションを起こすため独自の温度制御手法でカテーテルに高周波(RF)エネルギーを供給、カテーテルを通ってRFエネルギーが心臓組織に達すると小範囲を加熱し、A Fibを起こす不規則な心拍リズムを遮断する傷を作る。そこで、イリゲーション・ポンプが生理食塩水をカテーテルに注入、アブレーション中にカテーテルの先端を冷却する。
St. David's Medical CenterのTexas Cardiac Arrhythmia Institute(TCAI)医療部長、米心臓病学会フェロー(F.A.C.C.)、Heart Rhythm Societyフェロー(F.H.R.S.)、欧州心臓病学会フェロー(F.E.S.C.)で、この試験の主任研究員であるアンドレア・ナターレ医学博士は「このアブレーションシステムにより、即時コンピューター制御組織温度測定のフィードバックも加わり、より短時間、より高出力でアブレーションできる。この手法は病変の改善をもたらし、最終的に患者により良い結果をもたらし得る」と語った。
TCAIは最近、1週間未満の発作性心房細動の治療でDiamondTemp Systemを評価するDIAMOND-AF調査への登録を終えた。DIAMOND-AF II調査は来年まで続く予定。
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ソース:Texas Cardiac Arrhythmia Institute at St. David's Medical Center