【東京2019年2月7日PR Newswire=共同通信JBN】
*米宇宙企業NanoRacksの最高経営責任者(CEO)ジェフリー・マンバー氏とチーフ・イノベーション・オフィサー(CIO)マイケル・ルイス氏が2月12日と13日、東京で開かれるJAXA国際宇宙ステーション「きぼう」利用ワークショップで講演する。
世界をリードする商用宇宙ステーション企業であるNanoRacksは、医薬品や光ファイバーの宇宙空間での製造を可能にし、環境モニタリングをできるようにするなど、宇宙を地球上の問題の解決策を見いだすキープレーヤーにすることを構想している。これは、世界中の政府、民間組織双方によって所有、運営される多数の収益性の高い宇宙空間プラットフォームを運営することで実現される。こうしたプラットフォーム、つまりNanoRacksが呼ぶところのOutpost(前哨基地)は、既に研究、開発が進行中である。
ジェフリー・マンバーCEOが率いるNanoRacksは現在、国際宇宙ステーション(ISS)最大の商用ユーザー、ISS日本実験棟「きぼう」の主要ユーザーであり、商用開発された同社の「NanoRacks CubeSat Deployer」を介して220個を超えるCubeSat(小型人工衛星)を低軌道に配置した。NanoRacksは、新興宇宙国家と新たな宇宙ユーザーに扉を開き、34カ国を超える研究と衛星を軌道に乗せてきた。
マンバー氏には宇宙へのアクセスを開いた長い歴史があり、とりわけCEOを務めていた当時のMirCorpは、ロシアの宇宙ステーション「ミール」を民間でリースしていた。マンバー氏は今日でも、ロシアの宇宙計画のために働く唯一の米国人であり、商用クルーの遠征を含め民間の宇宙ステーションを70日間超、リース、運営したことのある唯一の人物である。かつてマンバー氏は、NASAとソビエト連邦の間の最初の契約を引き継いだ。
チーフ・イノベーション・オフィサーであるマイケル・ルイス氏は、プラグアンドプレイハードウエアから高度なロボット工学まで、イノベーションを軌道に乗せる幅広い経験を持って来日する。彼は、宇宙探査を成功させ、そして利益を上げて、地球上の暮らしに最大の利益をもたらすのに必要なテクノロジーを理解している。
宇宙へのアクセスを民主化するという使命を持つNanoRacksは、ISSで始まり、Outpostや将来の商用プラットフォームへとつながる、日本の政府と民間産業との長期的なパートナーシップを見込んでいる。
マンバー氏は2月13日、鉄道から飛行機、そして現在の宇宙探査に至る商用輸送を可能にする、官民パートナーシップの長い歴史と、低地球軌道での活動の拡大に焦点を当てた基調講演を行う予定。
マンバー氏またはルイス氏が東京に滞在中の面会スケジュール、あるいはメディアからの問い合わせは、marketing@nanoracks.com にメールを。
ソース:NanoRacks