【金昌(中国)2018年12月25日PR Newswire=共同通信JBN】
*究極のスペース・イマージョン
C-Space Projectはこのほど、ゴビ砂漠にある火星基地(Mars Base)セットを発表した。「C」はCommunity(コミュニティー)、Culture(文化)、Creativity(創造性)を表しており、C-Space Projectは中国の十代の若者のための教育施設である。ここは彼らに宇宙探検や火星での生活について教える。同じ目的を目指し、世界中に公開する方針だ。
火星基地体験により、訪問者は日常生活のあらゆる面を非常に限られた資源で管理しなければならない閉鎖的な場所に居住することがどのようなものかを理解することができる。水は回収され、最後の一滴までリサイクルされなければならない。食糧栄養分は基地の居住者への食糧供給を保ち、健康を維持するため高タンパクを含んでいる必要がある。そして外を歩くことは、宇宙服を着て加圧室を通ることを意味する。
火星基地はゴビ砂漠にあり敷地は1万1996平方フィート。火星での現状を可能な限り再現するため、この厳しい気候と砂嵐の土地が選ばれた。甘粛省金昌という小さな町から40キロの場所にある火星基地は、火星探検者が対処しなければならない外部生活条件だけでなく、居住環境内もシミュレートする。基地には、制御室、リサイクルユニット、気密室、貯蔵庫、バイオモジュール、医療施設、居住区、トイレ、娯楽&フィットネス室を含む9のカプセルがある。
このプロジェクトに息を吹き込むためACC (Astronauts Center of China) とCICC (China Intercontinental Communication Center) は、最先端のテクノロジーやナレッジを使って本物の火星基地の再現に深くかかわった。テレビのリアリティー番組チームが許可を得て火星基地を訪れ、中国人セレブ5人を含む6人のボランティアが宇宙飛行士訓練を受けた後、初めて火星での生活を体験した。この番組はオンラインの中国ビデオプラットフォームで放映されたため視聴者から大きな反響を呼んだ。これは、航空宇宙における中国の巨大な発展を一般大衆に知らしめ、宇宙を一般大衆にとりポピュラーなものとし、宇宙探検を啓発・奨励することを狙った同プロジェクトの首唱者の期待に応えるものとなった。火星基地は、宇宙教育、火星をテーマにした観光、科学研究をベースにした中国初の文化・観光体験となるだろう。
Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20181221/2334162-1
ソース:C Space