【香港2018年11月5日PR Newswire＝共同通信JBN】香港サイエンス・テクノロジーパークスコーポレーション（Hong Kong Science & Technology Parks Corporation、HKSTP）は1日、東京で開催したThink Global Think Hong Kong（TGTHK、国際化へのパートナー：香港）が香港のイノベーション・テクノロジー（I&T）エッジを促進するうえで実り多いものになったと発表した。TGTHKは香港貿易発展局（HKTDC）が主催、香港の魅力的なビジネス環境とサービス提供を世界のビジネスコミュニティーに紹介する年次イベントである。
I&T部門が香港経済に占める重要性の高まりを反映して、HKSTPはこのイベントで「Smart City ABCD」、「Inno Living, Happy Ageing: Healthy Ageing Technology Trends in Hong Kong」と題する2つの全体会議を開催した。スマートシティーとヘルシーエイジングはHKSTPの戦略技術的焦点で、香港I&T部門が強力な分野でもある。
2つのシンポジウムには、香港、日本双方の著名講演者が登壇したが、政府、企業、業界団体の代表が含まれていた。HKSTPの提携企業、インキュベティーが彼らの革新的コンセプトや成果を披露し、スマートシティーとヘルシーエイジング・ソリューションの開発を加速する香港と日本の協力機会について述べた者もいた。シンポジウムは評判が高く、350人以上の代表が参加して、会場があふれんばかりの盛況だった。
「Smart City ABCD」セッションは、人工知能（AI）、ブロックチェーン、クラウド、データ技術をスマートシティー・ソリューションに適用するため、技術起業家と技術企業が探求できる機会に焦点を当てた。「Inno Living, Happy Ageing: Healthy Ageing Technology Trends in Hong Kong」セッションでは、ヘルシーでアクティブなエイジングを推進するスマートテクノロジーの利用が強調された。医療業界の講演者は、世界各地でヘルシーエイジング・テクノロジーを開発する課題と機会について見解を表明した。
香港特別行政区の林鄭月娥（キャリー・ラム）長官は開幕基調講演で、大湾区を国際I&Tセンターに発展させ、香港が強みを発揮して技術協力を推進できるようにする大望について語った。彼女は、香港の高度に国際的なビジネス環境によって、国際I&T企業を大湾区に招致できる一方、中国本土I&T企業の国際展開支援も可能になると強調した。
HKSTPの黄克強（アルバート・ウォン）最高経営責任者（CEO）は以下のように語った。
「スマートシティーとヘルシーエイジングという2つのテーマのシンポジウムをTGTHKで初めて開催することができてうれしく思う。各講演者は洞察力があるばかりか、刺激的でもあった。われわれは、これら2分野がもたらした大規模なテクノロジー主導の社会革新に直面しており、技術起業家と技術企業双方に大きな機会があることは明らかである」
「TGTHKはパーク企業の成功を示す偉大なプラットフォームでもある。国際社会には、香港サイエンスパークが単に地元I&T発展の揺籃として役立っているのではなく、技術の交換、共創を育てるハブでもあることを知ってもらいたい。われわれは常に、海外の革新的企業、卓越した人材をパークに引き付け、彼らに包括的で専門的なサービスを提供することに積極的だった。われわれはグローバルエコシステムをつなげ、構築している。われわれは協力と補完的努力を通じて確実に、パーク企業が地元市場で成長して大湾区、ひいては国際市場にビジョンを広げるように力づけることができる」
シンポジウムに加えて、HKSTP提携企業、インキュベティー数社はTGTHKのイノベンチャーサロン（InnoVenture Salon）にも代表を送った。これらの企業は香港で開発したスマートシティー、ヘルシーエイジング関連テクノロジーを展示した。彼らはそのソリューション、成果を披露し、ほかのグローバル企業や日本の実業界と提携するチャンスをうかがった。彼らのイベント参加は、人材獲得、出資、また、市場拡大の点で、提携企業、インキュベティーに対するHKSTP支援の実例である。
TGTHKの貿易ミッションに関連して、HKSTPはこの日、日本の大手企業との協力協定2件を発表した。HKSTPとみずほフィナンシャルグループは合同で、両市場の有望な新興技術企業が次の発展段階に進むよう育成、支援する覚書（MoU）を結んだ。HKSTPとHitachi East Asia Ltdによるもう1つの発表は、香港サイエンスパークにスマートシティー・データプラットフォーム（Smart City Data Platform）を合同で設立し、データ主導のスマートシティー・イノベーションを加速するという内容である。
▽香港サイエンス・テクノロジーパークスコーポレーション（Hong Kong Science and Technology Parks Corporation）について
サイエンスパーク、イノセンター（InnoCentre）、工業団地で構成される香港サイエンス・テクノロジーパークスコーポレーション（Hong Kong Science & Technology Parks Corporation、HKSTP）は、活力あるイノベーションとテクノロジーのエコシステムを構築して利害関係者を結び付け、技術を持つ人材を育成して協力を促進し、イノベーションを触媒として香港と地域に社会経済的利益を提供する法定組織である。
2001年5月に設立されたHKSTPは、香港がエレクトロニクス、情報通信テクノロジー、グリーンテクノロジー、生物医学テクノロジー、素材、精密工学など集中クラスターの革新・成長で地域ハブに発展するよう働きかけてきた。HKSTPは専門サポートサービスを備えるR&D施設、インフラ、市場先導型の研究技術センターで支援し、科学技術企業がアイデアを養成して革新、成長することを可能にしている。また、新興技術企業が成長を加速できるように、付加価値サービスと包括的なインキュベーションプログラムも提供している。
技術企業はサイエンスパークで、応用研究、製品開発向けの専門サービス、インフラから恩恵を受ける。企業はイノセンターで創造的設計のサポートを見いだし、スキル集約企業は工業団地3カ所－大埔、将軍澳、元朗－のサービスを受けられる。HKSTPに関する詳しい情報はwww.hkstp.org を参照。
▽報道関係問い合わせ先
Hong Kong Science and Technology Parks Corporation
Kusy Lam
Tel: +852-2629-7009
Email: kusy.lam@hkstp.com
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ソース：Hong Kong Science and Technology Parks Corporation
