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成都ハイテク区が1年間にユニコーン企業3社を育成した秘けつ

Chengdu Hi-tech Industrial Development Zone
2018-10-30 10:16 1236

【成都(中国)2018年10月30日PR Newswire=共同通信JBN】成都ハイテク産業開発区(成都ハイテク区、Chengdu Hi-tech Zone)で新しい小売りブランドのワイン「1919」がCラウンド資金調達を完了したと正式発表したことが10月19日明らかになった。資金調達でアリババグループから20億人民元の戦略投資を受けたことで同社は、成都ハイテク区で今年3社目となるユニコーン企業に正式に昇格した。

関係幹部の話によると、成都ハイテク区は今後3年間に10社以上のユニコーン企業の育成を目指している。

大半のスタートアップ企業が直面する根本的問題は資本と用地である。成都ハイテク区は今年上半期、資本の問題を解決するためユニコーン投資基金を設立した。基金の全体規模は100億元で、イノベーション技術と革新的な商業様式を備えた企業の、融資問題との取り組みを支援する。同時に成都ハイテク区は用地の問題を解決するため、特別産業団地やメーカースペース、インキュベーター、アクセラレーター、専門ビル、専門企業を含むインキュベーションネットワークシステムを立ち上げた。企業支援キャリア区域は430万平方メートルに及ぶ。

成都ハイテク区はさらに、ニューエコノミー企業を段階的に育成するシステムも設けた。異なる段階にある企業を個別に支援するため、目標を絞った方針を指示する。例えば成長の見込みがある新会社は、スタートアップ資本と賃貸補助金として最大100万元の一時金が受け取れる。さらにユニコーン候補企業のために特別スタッフサービスの仕組みを作り、人材採用養成、投資・資金調達、市場拡大、業績トランスフォーメーションなど全面的な支援を提供する。

成都ハイテク区にはこうした一連の支援策で、上記のユニコーン企業3社のほかに、XW Bank、Revotek、GIMI Technologyなど「ユニコーン企業候補」のグループがある。この中でバイオテクノロジー企業のRevotekは、アカゲザルに3Dバイオプリンティングの血管を埋め込む世界初の動物実験で大成功を収めた。中国製ノンスクリーンテレビを創設したGIMI Technologyはこの数年間にCES Best Innovation Award(CESベストイノベーションアワード)、Red Dot Product Design Award(レッドドット・デザイン賞)、IF Design Award(IFデザイン賞)を受賞している。

ソース:Chengdu Hi-tech Industrial Development Zone

ソース: Chengdu Hi-tech Industrial Development Zone
キーワード: 銀行/金融サービス