急増する新興市場での需要
【常州(中国)2018年8月6日PR Newswire】Trina Solar Limited(以下「トリナ・ソーラー」または「当社」)は7月31日、258MWの単結晶PERC両面ガラスモジュールをベトナム最大の民間PVプロジェクトに供給すると発表した。ニントゥアン省の省都ファンラン=タップチャムに位置するこの発電所は、ベトナムの大手投資企業であるTrung Nam Groupの出資を受けている。建設工事は2019年6月30日までに完了する予定である。
総額約2億2000万米ドルの投資を受けたこの発電所の敷地面積は264ヘクタール。PV製品への膨大な需要を受け、この施設はベトナム初の風力と太陽光を組み合わせた発電所となり、同国の再生可能エネルギーへの転換において重要な役割を果たす見込みだ。トリナ・ソーラーはモジュールサプライヤーとして、広く認められた高品質の製品、サプライチェーン運営能力およびアジア太平洋市場でのコア競争力によって同業他社とは一線を画している。
Trung Nam Groupの幹部は調印式で、「グループ初となるPV発電所への投資であることから、Trung Namはサプライヤー・パートナーとしてテクノロジー、製品および原材料におけるリーダー企業を慎重に選んだ」と述べた。
トリナ・ソーラーの副社長でグローバルセールス・マーケティング部門責任者のイン・ロンファンは「ベトナムで業界の新たなベンチマークとなる統合された再生可能発電プロジェクトでTrung Namと提携できることは光栄である。これは新興市場におけるトリナ・ソーラーのコミットメントにおいて新たな1歩を刻むものだ。当社はベトナム市場を深く理解しており、現在進行中の複数の新たなプロジェクトに加え、1GWの太陽電池生産設備をベトナムに建設済みである」と述べた。また、トリナ・ソーラーブランドの製品はベトナムで入手が一層容易になっており、当社のアジア太平洋地域での売上拡大を支えていると語った。さらに、世界有数のモジュールメーカーであるトリナ・ソーラーは、強力な海外販売・運営チームを構築し、製品は世界の100以上の国や地域に出荷されているとコメント。2017年末までに当社の累積出荷量は32GWに上り、世界のモジュールメーカー中で1位となった。
トリナ・ソーラーの総出荷量は2017年に9GWを超え、その内60%以上は国内市場以外の場所に出荷された。イン氏は「欧州での継続的な成長に加え、当社の製品は他の従来市場の中でも特に中東、中南米およびアジア太平洋地域において人気を増し、年初から躍進を続けている。新興市場での好調が続いており、当社の注文控え元帳は期待を大きく上回っている」と述べた。2018年第3四半期に入り、トリナ・ソーラーのモジュールは引き続き全世界で販売好調で、中国内外の同社の生産施設はフル稼働中である。トリナ・ソーラーは、増加し続ける製品需要に応えるために供給能力を拡大している。
2018年5月31日に施行された中国政府のPV市場に対する新政策の影響で住宅用および電力事業用の地上型PV設置に対する国内需要は減少したものの、トリナ・ソーラーは長期的な開発計画と従来市場及び新興市場の両方に焦点を当てた戦略の一環として、海外市場への拡大を強化している。トリナ・ソーラーはこうした取り組みにより、新政策による影響や当社がプレゼンスを有する市場における増大する貿易戦争からの影響を軽減するためリスク管理能力を強化している。また、グローバル競争力の向上に加え、特に新興市場や海外サプライチェーンにおけるバリューチェーン全体に利益を提供することを目指し、製品製造と市場開発の強化に努めている。
(日本語リリース:クライアント提供)