アメリカのEvergreat社を相手どって特許侵害訴訟
【韓国ソウル 2018年7月27日PR Newswire=共同通信JBN】 LG イノテック(LG Innotek)がアメリカのUV(Ultra Violet rays、紫外線)ネイルドライヤー(Nail Dryer)メーカーを相手どって特許侵害訴訟を提起してUV LED技術の保護強化に乗り出した。
LG イノテックは、アメリカの現地時間の25日にEvergreat社を対象にカリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所とカリフォルニア州中部地区連邦地方裁判所にUV LED特許侵害訴訟を提起した。LG イノテックがUV LED製品に関して特許訴訟を提起したのは今回が初めてだ。
UVネイルドライヤーは、手・足の爪にマニキュアを塗ってから紫外線の光で素早く乾燥させる機器だ。特殊物質と化学反応する紫外線の特性を活用している。優れた性能と安全性のUV LEDが紫外線の光源として多く使用されている。
Evergreat社は、アメリカのカリフォルニア州にあるUVネイルドライヤーの製造・販売会社だ。アメリカのネイルアート市場でMelodySusieというブランドで有名だ。
今回の訴訟はEvergreat社が販売するUVネイルドライヤー全ての10種のモデルにLG イノテックのLEDチップ設計特許を無断に使用されていることが原因だ。LG イノテックは、当該製品に対して販売禁止および損害賠償請求訴訟を提起した。
LG イノテックは1月、Evergreat社に特許侵害の警告状を送ってライセンス契約を要求した。しかし、Evergreat社が交渉に応じなかったため、今回の訴訟を提起した。
LG イノテックは、UV LED特許侵害モニタリングを強化し、不当な特許使用に厳正に対処し徹底的に知的財産権を保護する方針だ。LG イノテックがグローバルUV LED市場をリードしているため、今後ライバル企業で中核技術をコピーする事例が増える恐れがあるためだ。
LG イノテックは硬化・露光用、殺菌用、植物成長用など、様々な波長のハイクオリティーUV LEDを公開して市場拡大の先陣を切っている。昨年には世界最高の光出力100ミリワットの殺菌用UV LEDを開発して最先端の技術力を立証した。
UV LED市場の見通しは明るい。市場調査会社の「Yole Developpement」によると、グローバルUV LED市場は2016年の1億5,190万ドルから2021年の11億1,780万ドルに7倍以上成長する見通しだ。
キム・ジンヒョン知的財産責任者(常務)は「持続的な投資と数年間の研究開発でUV LED中核技術を独自で開発してきた」とし「ライバル企業の不当な特許侵害に対しては厳正に対処する」と述べた。
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(日本語リリース:クライアント提供)