【北京2018年7月25日PR Newswire=共同通信JBN】中国人バレリーナ、ヤンヤン・タン氏は先日、中国の全国的なテレビチャンネルCCTV-1の文化に焦点を当てた人気シリーズ、The Readerにプレゼンターとして登場し、何年ものダンスの訓練中に得た見識を共有した。
タン氏は幼稚園でダンスを習い始めた。10歳でその技術がShanghai Ballet Schoolの目に留まり、訓練プログラムへ参加するよう招待された。学生として過ごした数年間で、同氏はいくつかの国際バレエコンクールで金メダルを獲得した。タン氏は今日、米国のトップ3バレエ団の1つ、San Francisco Balletの歴史上最も若いプリンシパルで、その地位に到達した初めての中国人ダンサーだ。同氏はまた、プラハでWorld Star Showに参加した初のアジア人ダンサーでもある。タン氏は、東洋の国、中国で生まれ育ったが、優雅な西洋のダンスをマスターして世界に感動を与えてきた。
2004年には、「Hero of Asia(アジアのヒーロー)」の1人としてTime誌の表紙を飾り、2017年には、HKSTVから「You Bring Charm to the World(あなたは世界に魅力をもたらす)」賞を授与された。そして、2018年4月9日には、San Francisco Mayor Art Awardを受賞し、サンフランシスコの人々にとってその日は「Yuan Yuan Tan Day」に指定された。
タン氏は18歳のときにSan Francisco Balletに入団した。それまで、同バレエ団にアジア人のプリンシパルダンサーはいなかった。バランシンの「Stravinsky Violin Concerto(ストラヴィンスキー ヴァイオリン協奏曲)」を一晩でマスターするように言われたとき、タン氏に予期せぬ機会が訪れた。基礎をしっかりとマスターしていたことと、その意志の強さで、同氏は次の日にはその演目を舞うことができるようになっていた。その後1年半の間に、「眠れる森の美女」や「白鳥の湖」など多くの主要な公演に出演し、2年後にはすでにプリンシパルダンサーになっていた。
タン氏は自身を、自分が表現しようとする美と、耐えなければならない痛みとの間の果てしない闘いのバランスを取ってくるくる回りながら踊り続ける修道僧のようだと考える。彼女は人生をバレエに捧げてきた。The Readerのエピソード中の同氏のパフォーマンスは、中国で批評家から絶賛された。全国のオンライン上のファンは極めて支援的で、「国際舞台におけるかけがえのない中国の誇り」として彼女を称賛した。タン氏が世界にまたがる旅を続けていくのが楽しみである。