【ジャカルタ(インドネシア)2018年6月5日PR Newswire=共同通信JBN】インドネシア最大のコワーキングスペース(共同作業スペース)・コミュニティー運営会社のEV Hiveは、Softbank Ventures Korea(ソフトバンク・ベンチャーズ・コリア)やH&CK Partners、Tigris Investmentを中心にした2000万ドルのシリーズA投資を発表した
Naver、LINE Ventures、STIC Investmentsを含む新規投資家のほか、East VenturesやSMDV、Sinar Mas Land、Insignia Venture Partners、Intudo Ventures、民間技術エンジェル投資家マイケル・ウィジャヤ氏、同クリス・アンカサ氏といった既存投資家も、この資金調達ラウンドに参加した。
EV Hiveの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)のカールソン・ラウ氏は「インドネシアと東南アジアでのEV Hiveの躍進に加わる新規投資家を心より歓迎する。わが社はインドネシアで急速に拡大し、ジャカルタでメナラ・マンディリ(Menara Mandiri)とメナラ・プリマ(Menara Prima)という2カ所の新しいコワーキングハブをオープンし、新ブランドの下で新ビジネスバーティカルを展開している」と語った。
EV Hiveは現在、インドネシアの21カ所で計3万平方メートル以上の作業スペースを管理し、新たに8カ所で建設を進めている。共同作業スペースをオープンするほかに、ビジネスを立ち上げて成長させるメンバーを支援するために、幅広い支援サービスと強固な共同体ネットワークも提供している。
EV Hiveは投資家ネットワークの実績と技術的専門知識を生かし、地域でスマートなコワーキングスペースを生み出す計画を加速させる方針だ。
ラウ氏は「既存株主の支援に大いに感謝するとともに、地域社会のために新サービスの提供に打ち込んでいきたい」と付け加えた。
Softbank Ventures Koreaのパートナー兼マネジングディレクターのショーン・リー氏は、アジアの各種コワーキング事業の審査を社内で続けた結果、EV Hiveがビジョンと集中的遂行を強力に兼ね備えていることから同社を支援することになったと明らかにした。
リー氏は「コワーキングは今後、最新の労働力が組織される中核基盤になる。EV Hiveはこの躍動的な新業界で地域の中心勢力になると確信している」と述べた。
一方、Sinar Mas Landのマイケル・ウィジャヤCEOは、Breeze BSDでのEV Hiveとの提携がBSDへの若い世代の起業家やハイテク新興企業の誘致に成功していると打ち明けた。
ウィジャヤCEOは「BSDにインドネシア版シリコンバレーを建設する計画だ。われわれの新しいデジタルパーク開発にEV Hiveのコミュニティーを取り込むことで、EV Hiveと協力することに期待している」と話した。
さらにH&CK Partnersの創業者兼CEOのジョンジュン・ウォン氏の話によると、EV Hiveのコミュニティーは、Go-JekやTravelokaの後を追いかけて東南アジアの次のユニコーン新興企業を打ち立てようとする多くの有望な若者が集まっている。
ウォン氏は「EV Hiveはわれわれにとって、こうした起業家と韓国の戦略パートナーネットワークを結び付ける機会を育む素晴らしい基盤であり、韓国からインドネシアにさらなる投資を促すことになる」と明言した。
East Venturesマネジングパートナーのウィルソン・クアカ氏は「East Venturesのささやかな社内プロジェクトがこれほど成功できるとは、われわれは幸運だ。初期の支援者と経営チームは共に、プロジェクトを伸ばす大きな仕事を成し遂げた。新しいパートナーを歓迎する一方で、EV Hiveがインドネシア市場を超えて成功することを確信している」と強調した。
EV Hiveについて
EV Hiveの詳しい情報はhttps://evhive.co を参照。
Softbank Ventures Koreaについて
Softbank Ventures Koreaはソフトバンクグループの子会社として、初期段階のベンチャーキャピタルへの投資を目的に2000年に創設された。
H&CK Partnersについて
H&CK Partnersは韓国と東南アジアの高成長ビジネスへの投資に特化するプライベート・エクイティー・ファンド・マネジャー。
Tigrisについて
Tigrisは韓国のベンチャー・キャピタル・ファンド・マネジャーで、シリーズA技術新興企業シードへの投資に努めている。
Naver Corporationについて
Naver Corporationは韓国の優良インターネット企業で、韓国のトップ検索ポータルのNAVERを運営している。
LINE Venturesについて
LINE VenturesはLINE株式会社(NYSE:LN/TSE:3938)の企業ベンチャー部門。人々、情報、社会を結び付ける「クロージング・ザ・ディスタンス(距離を縮める)」の使命に努めている。2011年6月に発表されたLINEのメッセージアプリは、多彩なグローバルプラットフォームに成長し、さまざまなサービスとコンテンツを提供している。
STIC Investmentsについて
STICは1999年に設立された国際的なベンチャーキャピタルおよびプライベート・エクイティー・ファンド運用会社。
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