【合肥(中国)2018年6月1日PR Newswire=共同通信JBN】製造業界のグローバルリーダーが集まる重要な大会であるWorld Manufacturing Convention(世界製造業大会)は、総額4470億人民元(701億9000万ドル)に上る430件以上の投資プロジェクトが調印され、安徽省合肥市で閉幕した。
大会にはフォーチュン・グローバル500社から100人以上の幹部と製造業内外企業の約500人の代表を含め、4000人以上が集まった。出席者はさまざまなフォーラムでベンダーと交流して多くの企画を進めたが、ハイテクおよびスマート製造業が最も目立った。集積回路や高解像度ディスプレー、音声認識、新エネルギー車両、先進素材の分野で61件の新契約が調印され、総投資額は880億元(138億1000万ドル)に達した。そのほかの投資はスマート半導体、マイクロエレクトロニクスRRAM(抵抗変化型メモリー)、インターネット・オブ・シングス(IoT)のなど分野のプロジェクトや製品だった。
中国人民政治協商会議(CPPCC)のチェン・チアンバン副議長は「大会は大成功だった。多くの交渉がまとまり、その投資も併せて、国内製造業の力強さが立証された。大会は重要な時期に開かれた。技術革命の波が浮上し、そこでは次世代通信技術と先進製造業が合流している。世界の有力企業が、この変革の最先端にあるサプライヤーと連携できることを確かにするために、このようなフォーラムは不可欠である」と述べた。
大会では元ドイツ大統領で、Global Alliance of SMEs(中小企業世界連盟、GASME)グローバル会長のクリスチャアン・ウルフ氏が「合肥世界製造業大会宣言」を発表し、業界での技術革新を強調するとともに、環境にやさしい技術の開発を勧め、多角的貿易と地域間の統合協力の強化を呼び掛けた。
大会期間中には国際協力を推進するため、組織委員会が仲介イベントを開催し、デジタル情報、家電、新素材、新エネルギー、機械製造、自動車、バイオ医学エンジニアリングといった分野で430件以上のプロジェクト契約を取りまとめた。さらに大会では19のフォーラムとパネル討論会を開かれ、スマート製造業や人工知能、集積回路、スマートホームなどの分野で業界の発展が模索された。
大会についての詳しい情報はhttp://wmconvention.org/en を参照。
▽World Manufacturing Conventionについて
Global Alliance of SMEs(中小企業世界連盟、GASME)が開催した2018 World Manufacturing Conventionは、世界の製造業界の現在と未来のトレンドを話し合う国際大会。GASMEとともに、国連工業開発機関(UNIDO)、安徽省人民政府、中国人民対外友好協会が共催した。大会の目的は製造業の将来を展望し、国内企業をグローバルな産業チェーンに結び付けることだった。