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Lean In Chinaとデロイト中国が2017年「Impact of Women in the Workplace in a Digital Age Report」を発表

Lean In China
2018-03-09 17:57 2555

【北京2018年3月9日PR Newswire=共同通信JBN】Lean In Chinaとデロイト中国(Deloitte China)は、「2017 Women, Work and Happiness:Impact of Women in the Workplace in a Digital Age Report(2017年 女性、職業と幸福感:デジタル時代の職場での女性の影響力リポート)」を北京で発表した。Medela China、Mars China、Edelman China、Tencent Education、Jiemian、ELLE China、Baby TreeおよびLinkedIn Chinaを含む戦略的パートナーが協力した。

Lean In China and Deloitte China Co-launch 2017 Impact of Women in the Workplace in a Digital Age Report
Lean In China and Deloitte China Co-launch 2017 Impact of Women in the Workplace in a Digital Age Report

このリポートは、デジタル時代の女性の職業上の動機と課題ならびに職場における女性の指導的行動と影響を理解することを狙いとする。

UN Women(UNウィメン)中国プログラム・マネジャー、ジュリア・ブルサード氏は「中国では、女性が自国のGDP(国内総生産)の41%に貢献している。試算によれば、もし労働力参加における男女格差の25%縮小が2025年までに達成できれば、自国のGDPを2兆5000億米ドル押し上げることになる」と述べた。

「デロイト中国北部地域のマネジング・パートナーであるノーマン・シー(施能自)氏はスピーチの中で「中国の組織は職場の生産性を最大化するために、女性が直面している課題をどのように解決できるのか。海外および国内の人的資源とデジタルトレンドを理解することは、中国の組織がデジタル時代に国際的な称賛を一層高める中でこの未曽有の課題に取り組むことを助ける」と語った。

リポートによると、男性(33.95%)は家族が仕事より大切だと考えており、これは女性(30.67%)よりやや高い割合だった。男性はまたワークライフ・バランスを最も難しい課題の1つに挙げた。

男女ともに指導的地位への昇進をほぼ同じ割合(男性88%、女性78%)で望んでいるものの、男性が組織の最上位のポジションを求める傾向は女性より50%高い。一方、女性は社内での地位が高くなるほどワークライフ・バランスを課題に挙げる傾向が高い。

さらに、指導的能力全般に関して男性の自己評価は女性より高く、いわゆる「自信の格差」を浮き彫りにしている。しかし、男女とも自身の持つ能力として協調性、執行力および指導力をトップ3に挙げる一方、組織の長期的な発展に不可欠な「人材開発」力を最も低い能力に位置付けている。

リポートは、組織の文化がリスクテイキングや包容を支持するものであるほど、女性が男性よりも大きな経済効果を生みだす可能性が高いことも明らかにする。指導的役職に対する要件を明確に定義した、より成熟したリーダーシップ・モデルや、明確に規定された指導的地位への期待を持てるルートがあれば、女性がより大きな経済効果を創出する助けとなる。組織のデジタル変革の成熟度が高いほど、女性がその組織に貢献する傾向が高い。

Lean In Chinaの共同設立者兼総裁のバージニア・タン(陳玉馨)氏は「中国は第4次産業革命を契機としてグローバルリーダーの地位を確立しつつある。職場に占める女性の割合の大きさを考慮すると、女性の労働力の潜在能力を発揮させることができる組織は競争優位に立つだろう。組織が女性を支援するための措置は、フレックスタイム制の導入、遠隔通勤のためのテクノロジー活用、メンター制度およびスポンサーシップ・プログラム、ならびに革新が奨励される文化の創出である」と述べた。

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20180309/2075599-1

ソース: Lean In China
キーワード: 人事管理/人事