【成都(中国)2018年1月16日PR Newswire=共同通信JBN】マクロン・フランス大統領の中国初訪問中の1月10日、中国の成都ハイテク区(Chengdu Hi-tech Zone)は世界の主要なIoT接続サービス企業であるフランスのテレケア会社、SeniorAdomとSigfoxと協力し、「Sino-French Chengdu International Intelligent Aging Service Demonstration Community(中国フランス成都国際インテリジェント・エイジング・サービス・デモンストレーション・コミュニティー)」プロジェクトを開発すると発表した。その前日、ロンドンのブルネル大学と英国国立物理学研究所(National Physical Laboratory of Britain)もまたChina-UK Institute of Innovative Quality Engineering and Smart Technology(中英イノベーティブ・クオリティー・エンジニアリング・アンド・スマートテクノロジー協会)を成都ハイテク・パイロット自由貿易区(Chengdu Hi-tech Pilot Free Trade Zone)に設立することを発表した。
この国際的な科学機構とサイエンスパークとの協力形態は唯一無二のものではない。中国西部の内陸部に位置する成都ハイテク・パイロット自由貿易区は今や新生面を開こうという強い意志を示している。
昨年4月1日、四川省(成都)ハイテク・パイロット自由貿易区(Sichuan (Chengdu) Hi-tech Pilot Free Trade Zone)が公式に設立され、同貿易区は5月に世界の有名なサイエンスパークや企業と提携する協力機構を設立することを目指して、「Global Top Science Park Partnership Program(世界トップ・サイエンスパーク・パートナーシッププログラム、(TSPPP))を開始した。フランスのソフィア・アンティポリス(Sophia Antipolis)、スペインのバルセロナ・イノベーティブ産業パーク(Barcelona Innovative Industrial Park)、オランダのアムステルダム・サイエンスパーク(Amsterdam Science Park)を含む22のサイエンスパークは、成都ハイテク区に、World First Class S&T Parks Champions' League(世界ファーストクラスS&Tパークス・チャンピオンズリーグ)を設立し、「サイエンスパークのための未来共有コミュニティー」の構想が広く認められてきた。昨年10月、ソフィア・アンティポリスと成都ハイテク区はイノベーションセンターの相互設置の合意に調印した。昨年11月、成都ハイテク区とNew Jersey Association of Trade & investment Promotion(米ニュージャージー貿易投資促進協会)は連絡事務所の合同設置に関する合意覚書に調印した。2017年末までに成都ハイテク区は既に海外に18のイノベーション拠点を設立している。
中国西部の新たな窓口として欧州に向けて開放し協力するために、成都ハイテク区に置かれた「Business & Innovation Centre for China-Europe Cooperation(中国・欧州協力のためのビジネス・イノベーション・センター)が昨年5月に開業した。それは、European Business & Innovation Center Network(EBN)(欧州ビジネス・イノベーションセンター・ネットワーク)や、China-UK Development Center(中国英国開発センター)やThe Russian Union of Innovation and Technology Centre(RUITC)(ロシア同盟イノベーション・テクノロジーセンター)など17の欧州の機構と和解契約に調印した。
成都ハイテク・パイロット自由貿易区はまた、中国内陸部の政府部局というステレオタイプの印象を変えようと努めている。運用ではそれは、ネガティブ・リストを要として導入することにより、基本的に投資運用メカニズムを定式化。外国投資企業立地の処理時間を20営業日以上から3営業日以内に短縮した。
ソース:Chengdu H-tech Zone