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中国本土初のCarnegie Medal of Philanthropy受賞者のメイヒン・チャク氏が中国の慈善活動を世界の舞台に

Heungkong Charitable Foundation
2017-11-24 14:13 1769

【ニューヨーク2017年11月24日PR Newswire=共同通信JBN】2017 Carnegie Medal of Philanthropy(2017年カーネギー博愛賞)の授賞式が最近、ニューヨークで開催された。Carnegie institutions(カーネギー財団の国際的関連組織)は9人の慈善家にCarnegie Medal of Philanthropyを授与し、慈善活動における傑出し革新的なリーダーシップを表彰した。受賞者の1人であるHeungkong Charitable Foundation会長のメイヒン・チャク氏は中国本土で初のCarnegie Medal of Philanthropyの受賞者となり、中国人受賞者としては李嘉誠氏に続いて2人目となった。

栄誉あるCarnegie Medal of Philanthropyを受賞する以前、メイヒン・チャク氏は夫のチケウン・ラウ氏とともに伝説となった立身出世の事業を立ち上げた。同事業を20年以上前に設立して以来、2人はHeungkong Groupを貿易物流、都市開発、金融サービス、医療、教育、観光、金属処理、エネルギーを網羅するコングロマリットに変革した。同グループはChina's Top 50 Private Companies(中国の民間企業トップ50)にランクされている。

中国本土で初のCarnegie Medal of Philanthropy受賞者になったメイヒン・チャク氏
中国本土で初のCarnegie Medal of Philanthropy受賞者になったメイヒン・チャク氏

▽中国からの慈善の声

Carnegie Medal of Philanthropyはカーネギー財団(Carnegie Foundation)によって設立され、創立者アンドリュー・カーネギー氏と同じ奉仕の精神を共有する個人が2年に1度受賞する。Carnegie Medal of Philanthropyは世界で最も栄誉ある慈善活動賞の1つとして完全に秘密裏で選考され、賞の授与者も受賞可能性のある者も、誰が受賞しそうかについて、いかなるヒントも与えられない。このためメイヒン・チャク氏は、実は自身が受賞者であると告げられて非常に驚いた。

メイヒン・チャク氏は20年以上、慈善活動に従事している。

米国と欧州の22のCarnegie institutionが受賞者を指名し、うち7機関が最終選考に進む。受賞者はその慈善活動が特定の分野、国または人々のコミュニティーに重要かつ長期的な影響を与えてきた善の触発者と認められる。

清華大学Institute for Philanthropy(慈善活動協会)学部長、ワン・ミン氏は、メイヒン・チャク氏の受賞は個人的な名誉のみならず、高いレベルの国際的評価を得た中国の現代公共福祉の活気ある発展の証であると述べた。

▽メイヒン・チャク氏は中国最初の民間財団を設立

メイヒン・チャク氏の慈善活動の経歴初期において、同氏は公的資金を受けた慈善財団に資金を寄付した。しかし同氏が重要かつ同氏のビジョンを反映すると感じるプロジェクトを選ぶことができず不満だった。同氏は1998年に自身の慈善財団の設立を決意したが、中国は当時、個人あるいは民間企業が慈善財団を設立することを禁止していた。中国が規制を緩和した2005年、メイヒン・チャク氏は慈善財団を設立する権利を申請した最初の人物になり、政府の認可を受けた。Heungkong Charitable Foundationの民間財団としての立場を示す登録番号(中国では非民間資金の慈善機関とされる)は001で、それがまさに中国で最初である事実を反映している。

Heungkong Charitable Foundationはその始まりから教育補助、貧困の緩和、援助、そして広東省、貴州省、四川省を含む18の省と都市にわたって行った災害救助を遂行することにコミットしている。2007年、同Foundationは「Five 1000」プログラムを発表した。それは1000の図書館を建設し、1000人の恵まれない学生を支援し、ボランティアを展開して1000のアクティビティーを先導することである。Heungkong Charitable Foundationは長年の拡大の後、現在では約2万人のボランティアチームを擁し、その支援活動は全体として10万事例超のボランティアによる作業が行われ、300万人以上に恩恵を与えている。

▽正確な位置付け:教育と医療の提供で恵まれない人々を支援

Heungkong Charitable Foundationは教育ならびに援助と災害救助を提供して不運な人々を助けることに集中している。10年に及ぶ経験を基に、メイヒン・チャク氏は同foundationに、さらに正確な位置付けを与える計画である。それは不運な人々を教育と医療を通して助けることに集中することである。教育の分野では、同foundationは2つのプログラムに集中する。図書館の建設と恵まれない大学生の支援だ。保健の面では、メイヒン・チャク氏は医療に専念する慈善財団に10億元(約1億5000万米ドル)を寄付する計画である。こうした慈善財団を通して資金が専門病院に寄付され、恵まれない層と不運な人々に医療支援が提供される。従来の慈善計画とは異なり、これは病院の経営を通してキャッシュフローを生み出し、そのさらなる発展に資金提供することができる。

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20171120/1996989-1

ソース:Heungkong Charitable Foundation

ソース: Heungkong Charitable Foundation
キーワード: 教育 ヘルスケア/病院