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Windlabとヴェスタスが風力・太陽光・蓄電を統合した世界初の発電所規模のハイブリッドで提携

Vestas Asia Pacific
2017-10-25 10:01 1521

【シンガポール2017年10月25日PR Newswire=共同通信JBN】再生可能エネルギーのリーダー企業が提携し、最終的なプロジェクト詳細を発表した。この提携は、再生可能エネルギーが先導するエネルギーミックスへの転換と、エネルギー需要とグリッド要件に応じた信頼性があり一貫した再生可能エネルギー生産をこれまで以上に提供するという目標を加速することに寄与する。

オーストラリアの国際的な再生可能エネルギー企業Windlabが持続可能エネルギー・ソリューションのグローバルリーダー、ヴェスタス(Vestas)の支援を受けて開発した革新的な60.2 MW Kennedy Energy Park Phase Iは、世界初の発電所規模のオングリッド太陽光およびバッテリーエネルギー蓄積プロジェクトである。Kennedy Phase Iはオーストラリアの電力需要への対処に寄与できる一貫性かつ信頼性がある再生可能電気を供給するために設計され、オーストラリアをはじめとする国々がより多くの再生可能エネルギーをエネルギーミックスに組み込み、再生可能エネルギーをより多く採用する際にこれまで障害となってきた給電安定化の課題に対処する方策の方向付けを示すことができる。

このプロジェクトは、世界クラスの風力と太陽光の資源に恵まれているオーストラリア・クイーンズランド州中央北部のフリンダーズシャイアにある。Kennedy Phase IはヴェスタスのV136-3.6 MW風力タービン、15 MWの太陽光発電、2 MW/4 MWhリチウムイオン蓄電池貯蔵で構成され、これらすべてはハイブリッド発電所を稼働させるヴェスタスの特注生産制御システムによって管理される。

Windlabはオーストラリアにおける今後のプロジェクトをサポートするために、Australian Renewable Energy Agency(オーストラリア再生可能エネルギー庁)を通じてKennedy Phase Iの建設と運用から得た知見および体験をヴェスタスと共有する。

Windlabのロジャー・プライス最高経営責任者(CEO)は「Kennedy Phase Iはオーストラリアではこの種で初のプロジェクトであり、電力網の需要にほぼ匹敵する能力がある革新的で高い信頼性がある再生可能エネルギーの展開では、オーストラリアでトップを走っている。われわれはヴェスタスと優れた業務関係があり、同社の製品およびサービスの能力は難しい送電系統の連携および整合性を管理するうえで役立ち、競争的なエネルギー価格を生み出す」と語った。

Kennedy Phase Iは風力と太陽光エネルギーの補完的な組み合わせによって、より一貫性があり需要重視のエネルギー生産と、高い設備利用率を提供することができる。ヴェスタスの制御システムは風力および太陽光が一体化された発電所として連動し、給電要件に適合できる能力を提供する。

ヴェスタスのジョニー・トムセン上級副社長(製品担当)は「このプロジェクトにWindlabともに参加できる機会を得たことに感謝している。このプロジェクトによって、ヴェスタスは持続可能エネルギー・ソリューションの先頭に立つとともに、プロジェクトはヴェスタスが再生可能エネルギーをコスト競争力と給電コンプライアンスを高めるソリューションをどのように提供できるかを明示する好例でもある。複雑な給電要件への対処と、高度な発電所コントローラーの開発で35年の経験があるヴェスタスは、ハイブリッド・ソリューションでも先頭を切る基礎を擁している」と語った。

ヴェスタス・アジア太平洋のクライブ・タートン社長は「風力、太陽光、蓄電を組み合わせたハイブリッド・ソリューションはオーストラリアにとって非常に大きな可能性を秘めている。Kennedy Phase Iはオーストラリアの豊富な再生可能エネルギー資源を活用でき、これらの資源を収穫するとともに一貫性と信頼性がある電力供給を保証できるため、同国を大きく飛躍させる可能性がある。Kennedyは、Windlabのような先見の明があるパートナーとともにヴェスタスがこのソリューションを提供できることを示している」と語った。

ヴェスタスは15年間のActive Output Management 4000(AOM 4000)サービス協定も提供する。これには、風力タービンの包括的なサービスパッケージに加え、ソーラーパネル、バッテリー蓄電、電気システムの定期保守も含まれている。

ヴェスタスとQuanta Servicesとのコンソーシアムは、プロジェクトの設計、調達、建設を提供し、プロジェクトは2018年末までに稼働する予定。

このプロジェクトは、二酸化炭素排出の軽減と持続可能エネルギー生成においてクイーンズランド州北部およびオーストラリアに大きな恩恵をもたらすことを目指したWindlabの1200 MW Kennedy Energy Parkの第1段階として計画されている。

▽Windlabについて

Windlab Limitedは世界的な再生可能エネルギー開発企業であり、オーストラリア最高の科学研究所CSIROが開発した世界トップの環境モデリングと風力エネルギー評価技術を商用化するために設立された。Windlabは業界ベストプラクティス・ツールのスイートを所有し、これを独占的に活用して、世界中で極めて大きな確実性を備え大幅にリスクが少ない高品質な風力発電地帯を見つけ出し、これを効果的に開発し、資金提供し、建設し、運営する。Windlabは北米、オーストラリア、ニュージーランド、アフリカ南部で総計6766 MWの潜在能力がある開発地域のポートフォリオを保有している。Windlabはオーストラリアの風力産業の発足で基盤的な役割を果たし、現在は、アフリカ南部での産業開発をリードしている。Windlabは3大陸で1033 MWの容量を有し、それぞれのプロジェクトは現在稼働中と建設中とがある。

▽ヴェスタス(Vestas)について

ヴェスタスは持続可能エネルギー・ソリューションでエネルギー業界のグローバルパートナーである。同社は世界中の風力タービンを設計、製造、設置し、それにサービスを提供しており、75カ国に展開する85 GWの風力タービンなど、同社は最も風力発電を設置してきた。当社の業界トップのスマートデータ能力と、他に類をみないサービス中の71 GWの風力タービンを通じて、同社はデータを使って風力資源を読み取り、予想し、活用し、クラス最高の風力発電ソリューションを提供する。ヴェスタスの2万2500人以上の雇員は世界に持続可能エネルギー・ソリューションを提供し、明るい未来をつくりだす。

最新のヴェスタスの写真およびビデオはウェブサイトhttps://www.vestas.com/en/media/images を参照。
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ソース:Vestas Asia Pacific

ソース: Vestas Asia Pacific
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