最近のJaya Interior Design Businessの買収やラグジュアリー・ホスピタリティー分野のポートフォリオの拡大など、今後10年間の計画を立てたアジアの設計事務所
【シンガポール2017年10月9日PR Newswire=共同通信JBN】
アジアのラグジュアリー・ホスピタリティー業界は最近の20年間で目覚ましい成長を遂げた。その中で、静かにその存在感を増し、今や業界を代表する存在になった設計事務所がある。BLINKは本拠こそアジアに置いているが、その目は世界に向いており、デザインを通じて特別あつらえの卓越したエクスペリエンスを創り上げるという同社の哲学がその成功の源泉になっている。
BLINKはラグジュアリー・ホスピタリティー分野のデザインで支配的な企業になることを狙いとし、このほどJaya Interior Design Business(JID)を買収した。伝説的なジャヤ・イブラヒム氏が創設したこの専門企業は2015年に同氏が急死して以来、将来が危ぶまれていた。
BLINKの共同最高経営責任者(Co-CEO)クリント・ナガタとレンジー・ジョンの両氏は同社にとって刺激的なこの時期についてコメントを述べ、ラグジュアリー・ホスピタリティー分野を形作りつつある最近のトレンドを同定した。
*なぜBLINKがJIDを買収したのか?
クリント・ナガタ氏:ジャヤ・イブラヒム氏がアジアのデザインを代表する1人であったことは論を待たない。しかし、個人的なことだが、氏は私の友人であり、氏から多くを学んだ。我々は皆、氏のアジア・デザイン界に対する貢献を長い間、尊敬してきた。氏は非常に説得力のある方法でアジア・デザインを定義し、その影響は世界中に広がっている。氏の仕事を何年もの間見てきて、氏はデザインに対して我々と同じようなアプローチをしており、時代を超越したエレガントなデザインの評価といった点も我々と共有していることに気がついた。我々は氏の遺産を守り、氏のデザイン哲学が未来に至るまで確固として続いていく方法を見つけたいと考えた。
*JID買収の後、同ブランドはどうなるのか?
レンジー・ジョン: JIDのチームとポートフォリオはBLINKに統合され、両社ともBLINK Design Group(BDG)の名のもとで1つとして運営されることになる。イブラヒム氏の注目すべきデザイン・エトスを吸収して当社のプラクティスの中に生かしていくことは当社の利益にかなっており、マスター・プラン、建築設計、インテリアを含むBLINKの統合サービスを強化することにもなる。当社はラグジュアリー・ホスピタリティー分野で多方面にわたるネットワークを持ち、事業活動も拡大を続けており、氏の未完のプロジェクトの完成を確かなものにすることで、氏の遺産を守ることも出来る。このことは当社にとっては大きな名誉であり、深い謙虚の念とともにこの責任を負うつもりだ。
*BLINKは10周年を祝ったばかりである。同社にとって未来はどのようなものになるのか?
クリント・ナガタ:この10年で多くのことが起きた。当社はBLINKがラグジュアリー・ホスピタリティー設計事務所のトップグループの中に地歩を得たことを誇りにしている。今日、当社は世界をリードするホテル・ブランドを含め5大陸にわたって仕事をしている。今年はカペラ上海(Capella Shanghai)のオープンニングが予定されており、来年にはリッツ・カールトン九寨溝(Ritz-Carlton Jiuzhaigou)、シックスセンシズ・ウルワツ(Six Senses Uluwatu)、プリンセスパレス・リゾート・イスタンブール(Princes' Place Resourt, Istanbul)の竣工が予定されている。
*ラグジュアリー・ホスピタリティーの将来はどのようなものになるのか、また、BLINKはその中でどのような役割を果たすのか?
レンジー・ジョン:「エクスペリエンス」がますます重要になる。当社はトラベル・エクスペリエンスのエッセンスをすべて包含するデスティネーションを創造することでラグジュアリー・ホスピタリティーを再定義したいと考えている。当社はビジョン、スキル、そして感性を武器に有形、無形のものを1つにまとめ上げている。その意味は豊かな地域文化や遺産を表現する際に当社顧客の夢やゲストの価値観、期待といったものを含めることにある。当社は心を魅了し、五感を満たし、さらに想像力を羽ばたかせるようなエクスペリエンスを設計する上で、最高のラグジュアリーの1つと言える「エクスペリエンスそのものの美に感動する」ことをゲストに対して提供し続けていく考えだ。
▽BLINKについて
BLINK Design Group (BLINK)はすべての顧客の物語は忘れがたい場所がふさわしいと考えている。
BLINKは1つの直感と集合的な経験に基づいて、顧客に向けては同社独自かつ成功しているホテル、リゾートを、ゲストに対しては卓越したエクスペリエンスを創造している。同社の仕事は常に本物志向で歓迎されており、それぞれの土地の独自性に立脚している。10周年を迎えるBLINKはバンコク、シンガポール、ニュー・デリー、上海を活動の拠点にしている。アジア生まれの同社はマスター・プラン、建築設計、インテリア・デザイン、さらに高級ホテル、リゾート、レストラン、クラブ、スパ、レジデンスをミックスした統合的サービスを世界の最も人気の高い旅行先のトップブランドに向けて提供している。www.blinkdg.com
▽メディア問い合わせ先
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