【上海2017年9月18日PR Newswire=共同通信JBN】第40回中国国際家具展(China International Furniture Fair、CIFF)(上海)が米国、日本、中国から業界のトップデザイナーやオピニオンリーダーを集め、家具業界の最新のデザイン傾向を探り、討議する「Witness the Pinnacle(頂点を体験する)」虹橋デザインフォーラムを開催した。
フォーラムはAmerican Society of Furniture Designers(ASFD)、High Point Market、CIFFが共催するAsia-Pacific Pinnacle Awards(アジア太平洋ピナクルアワード)に先立って開催された。米国家具業界で最も権威ある賞の米国外で初めてのサブカテゴリーである。
フォーラムの基調報告者とハイライトは次の通り。
*米国のトップデザイナーのジョナサン・アドラー氏は、家具デザインではユニークな製品を作るために自己チャレンジが不可欠だと強調した。同氏のデザインのインスピレーションの多くは心に発しており、精巧な技量、流行や傾向にあまり注意を払うべきではない。
*日本の先駆的建築家で工業デザイナーの黒川雅之氏は座ることの詩情を分け与えた。椅子はあらゆる家具の出発点で、人体を支え、対話と瞑想を主宰すると考えている。同氏はまた、家の設計の高まる傾向が2つあると指摘、人々が椅子に座り潜在的な負傷を避けることを好み、場所を切り離す西欧文化の壁を強調するとともに、より大きく安全な空間が安心感をもたらし床に座る東洋文化の柱の梁を重視している。
*Century Furniture Company(センチュリーファニチャー)のアレックス・シュフォード3世社長兼最高経営責任者(CEO)は、デザインは創造の道具であるだけでなく、破壊の手段とも信じている。Century Furniture Companyは伝統的な家具の概念に存在してきた制約を破壊するためにデザインを利用する。機能性と美学が消費者に受け入れられる家具をデザインする2つの決定的な要素と考えている。
CIFFの代表は「今年のフォーラムの参加者は家具業界に広がる幅広い才能を体現している。アイデアと専門知識は今年のPinnaclesへの完璧な導入部となり、中国家具を米国や他の国際市場に照会する助けとなった」と語った。
▽CIFFについて
National Exhibition & Convention Centre(NECC)で開催される第40回CIFF上海は、室内装飾、ホームテキスタイル、家具生産機械、素材、アウトド・オフィス・商用・ホテル用家具の2000を超えるブランドを扱う。「Better Life, Better Work」をテーマに、展示会は前年比8.18%増の9万1623人の専門家を迎えた。http://www.ciff-sh.com/en