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ファーウェイがスマートシティーの「神経系」を構築、イ坊でNB-IoTベースのIoTシティー・デモを開始

Huawei
2017-09-12 16:58 1806

【上海2017年9月12日PR Newswire=共同通信JBN】HUAWEI CONNECT 2017で開催されたSmart City Summitでファーウェイ(Huawei、華為技術)はスマートシティーの知見と成功事例を共有した。さらにファーウェイとイ坊市政府はナローバンド・インターネット・オブ・シングス(NB-IoT)とファーウェイOceanConnect IoTプラットフォームをベースに、IoTシティー・デモの「IoTイ坊」を開始した。ファーウェイはスマートシティーの「神経系」を構築することを目指している。

▽中国・イ坊:NB-IoTとファーウェイOcean Connect IoTプラットフォームをベースにIoTシティーのデモ

中国のイ坊市政府とファーウェイは「人間本位」、「イノベーション志向」の開発コンセプトに基き、IoT、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、その他の新世代ICTを利用した「1つのネットワーク、プラットフォーム、Nアプリケーション」構築モデルによるNB-IoTシティーアウェア・ネットワークを構築する。ファーウェイOceanConnect IoTプラットフォームを活用するこの都市レベルのIoTプラットフォームはイ坊向けに構築されたもので、IoTに対応する多様な感覚機器からのユニファイドアクセス、管理、データ収集ができる。スマートデバイスから貴重なIoTデータをリアルタイムで効率的に集めることにより、このプラットフォームは都市全体の利益になる新しいレベルのビッグデータ分析を可能にする。

さらにファーウェイとイ坊市政府はHuawei-Weifang IoT Innovation R&D Center(ファーウェイ・イ坊IoTイノベーション研究開発センター)とHuawei-Weifang Smart City IoT Industry Alliance(ファーウェイ・イ坊スマートシティーIoT産業アライアンス)を開設した。こうしたイニシアティブはNB-IoTの産業への適用を強化、拡大し、都市経営と公共サービスの絶え間ない改善を推進するためのものだ。

イ坊では、ファーウェイによって既にスマート照明が実現している。これは革新的なIoTネットワークで動作する典型的な応用例で、標準化されたNB-IoTベースで中国初の事案である。このIoTネットワークは遠隔コントロールシステム、Wi-Fiホットスポット、ビデオ監視、環境モニターと統計を含む8つの付加価値サービスを統合している。スマート証明システムはリアルタイムで街灯の状態をモニターし、照度を自動調整し、不具合を検知する。また、その機能は電力の80%、保守コスト90%を節約した。さらに都市経営に関する科学的で精密なデータ分析も提供した。

▽デジタルエコノミーが都市のメインエンジン

Smart City Expo World Congressのウーゴ・バレンティ最高経営責任者(CEO)は「都市は社会的イノベーションが起こる場所である。誰もが等しくデジタル変革からの機会をつかみ、技術が発展する。行政組織、会社、学術コミュニティーの協業、そして特に人々からの協力の下でのみ、都市のイノベーションモデルは一層有望なデジタルエコノミーをもたらし、社会をより良くコネクトされた未来へと押し進める」と述べた。

ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネス・グループのグローバルスマートシティー・ソリューション部門ゼネラルマネジャーのジェン・ジービン博士は「ICTの発展によってデジタルエコノミーの成長が加速している。デジタルエコノミーは世界経済の発展の原動力であり、ガバナンス、運輸、生活、社会的交流、雇用といった多くの分野にわたって都市を変革し、持続可能性の発展を促進する。こうしたスマートシティーの根本であるコネクティビティーはデジタルエコノミーの可能性を解き放つ上で非常に重要である。ファーウェイは都市内のコネクティビティー能力を向上させることに集中し、IoTプラットフォームを通じてより良くコネクトされた都市の神経系を構築し、スマートデバイス間の一層高度なアウェアネスとコネクティビティーを達成する」と述べた。

▽中国・竜崗区:スマートシティー構築の成功事例

中国の竜崗区政府とファーウェイは同地区のニーズと優先度に基づいてスマート地区を開発し、人々の利益となるデータドリブン・アプリケーションを通して同地区のガバナンスを強化するために協業した。たとえば竜崗区のスマート政府への変革では、ある案件がフロントエンドに受け付けられた後にバックエンドの作業部門が連動するようになり、政府による承認が便利で効率的になる。この変革でオンラインとオフラインの承認サービスの統合も実現し、竜崗区の市民はオンライン環境のビジネスホール、モバイルアプリ、WeChat、その他のチャンネルから申請や報告を政府に提出できる。

今日までにファーウェイのスマートシティー・ソリューションは全世界40カ国以上の100を超える都市で展開している。フォーチュン・グローバル500社のうちの197社、そしてそのトップ100社のうちの45社がデジタル変革のパートナーとしてファーウェイを選んだ。

世界のICT業界に向けたファーウェイの主要イベントであるHUAWEI CONNECTは2017年9月5日から7日まで、「Grow with the Cloud」(クラウドと共に発展しよう)をテーマにShanghai New International Expo Centre(上海新国際博覧中心)で開催された。より詳しくは(http://www.huawei.com/en/events/huaweiconnect2017/ )を参照。

ソース: Huawei