【ソウル(韓国)2017年7月20日PR Newswire=共同通信JBN】
*アブダビの戦略投資ファンドが株式投資して機会を探る
*Nexen Tireは新戦略提携で事業拡大を加速
世界をリードするタイヤメーカーのNexen Tireとアブダビの戦略投資ファンドのMubadala Investment Company(Mubadala)は19日、戦略提携機会を探る覚書に調印した。Mubadalaは合意の一環としてNexenに直接投資した。
Nexen Tireは自動車業界で急成長する会社の1つで、過去10年間の成長率は15%だった。140カ国以上に年間4000万本のタイヤを販売し、中東全体でのタイヤ販売は400万本を超える。
Mubadalaのカルドーン・カリファ・アル・ムバラク・グループCEO兼マネジングディレクターとNexen Tireのトラビス・カンCEOが7月19日、アブダビで覚書に調印した。
MubadalaのCEO兼グループ副CEO(代替投資・インフラ担当)のワリード・アル・モカラブ・アル・ムハイリ氏(http://www.mubadala.com/en/who-we-are/investment-committee/waleed-al-mokarrab-al-muhairi )は「グローバルに急成長する可能性を持ち、ビジネスをうまく展開するNexen Tireは、Mubadala Investment Companyにとって見過ごせない投資機会である。われわれの投資方法は、株主に持続的な価値をもたらす最高クラスのグローバル組織との提携を優先している。われわれはNexen Tireとビジネスチャンスを探ることに期待している」と述べた。
Nexen Tireのトラビス・カンCEOは「Mubadala Investment Companyとの戦略提携は、Nexen Tireが2025年に世界のトップ10のタイヤ会社になる道のりで大きなマイルストーンである。今回の提携で国際市場でのNexen Tireの成長が加速するだろう」と付け加えた。
株式投資に加えてMubadalaとNexen Tireは、さらなる投資の可能性や、Nexen Tireの海外進出における幅広い協力を含む、広範なビジネス機会を追求する。両社は第4次産業革命につながる未来の自動車技術などの分野でも協力する。
▽Mubadala Investment Companyについて
Mubadalaはアブダビの長期利益に沿って経済成長を加速するため、誠実にまた精巧に資金を活用するパイオニア的なグローバル投資家である。アブダビを代表する戦略投資会社であるMubadalaは世界30カ国以上の13セクターで展開し、株主であるアブダビ政府のために持続的な価値を創造している。
Mubadalaの業務には、航空宇宙、情報通信技術(ICT)、半導体、金属・鉱業、再生可能エネルギー、公益事業などのセクターでグローバルな産業チャンピオンを育成するほか、さまざまな金融資産の管理が含まれる。石油・ガスの従来の専門知識をもとに炭化水素の分野に投資し、ヘルスケアや不動産、防衛サービスへの投資を通してアラブ首長国連邦(UAE)の成長力を後押しする。わが社の投資方法は、クラス最高の組織との提携と最高度のガバナンス基準の達成を優先している。
▽Nexen Tireについて
Nexen Tireは1942年に創立された世界的なタイヤメーカーで、韓国の慶尚南道梁山とソウルに本社がある。世界で最も急速に成長しているタイヤメーカーの1つであるNexen Tireは、世界の141カ国にある491のディーラーと連携(2015年7月現在)し、3つの製造工場-韓国に2カ所(梁山と昌寧)、中国の青島に1カ所-を保有している。その他の製造工場はチェコ共和国のジャテツで2018年に操業を開始する。Nexen Tireは、先端技術と優れた設計により、乗用車やSUV、小型トラック向けのタイヤを生産している。同社は先端技術を駆使したUHPタイヤの生産にも力を入れている。同社は世界中さまざまな国の世界的自動車メーカーにOEタイヤを供給している。2014年に世界のタイヤメーカーの中で初めて4つの世界トップデザイン賞すべてを獲得するグランドスラムを達成した。詳しい情報はhttp://www.nexentire.com を参照。