【上海2017年5月19日PR Newswire=共同通信JBN】2017年のHealth Industry Summit(健康産業サミット、tHIS)は15日、中国が主催しReedSinopharmが企画して上海の国家会展中心(National Exhibition and Convention Center)で開かれ、150超の国・地域から数十万人のヘルスケア産業の専門家が来場した。
今年で3回目の開催となるtHISは35万平方メートル超の展示場と160の個別イベント・会議を擁し、世界最大の健康産業イベントとして定着している。中国が「Healthy China 2030計画」構想を掲げ、とりわけ業界の成長目標である16兆人民元(2兆3000億米ドル)の市場規模を2030年までに達成し国民の平均寿命を3歳長い79歳に引き上げるべくまい進する中、重要なタイミングでの開催となった。
2017年tHISの主要イベントには、中国の医療機器・製薬の3大展示会であるCMEF(中国国際医療機器博覧会)、PHARMCHINA(全国薬品交易会)、API China(中国国際医薬原料薬、中間体、包装、設備交易会)と、主要なヘルスケア投資フォーラムであるHealthcare China 2017が含まれた。今年の投資フォーラムはReed Sinopharm、JPモルガン・アセット・マネジメント、CICC、Sinopharm Capitalが共催し、1000人以上の最高経営責任者(CEO)や投資家、機関投資家が出席した。
展示会には業界全体のバリューチェーンが参集し、数万の最先端技術・製品が紹介された。主要フォーラムと同様、展示会場でも仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、ウエアラブル技術、人工知能(AI)などの最先端技術が大きな特徴となった。2017年のtHISの期間中にWorld Medical Robots Innovation and Development Summitが開催され、ロボット工学とAIアプリケーションへのトレンドの高まりを反映した。
30カ国から参集した7000超の出展企業にはGE、United Imaging、シーメンス、フィリップス、Mindrayなどの医療機器大手や、Sinopharm、Shanghai Pharma、CR Pharmaceuticalsなどの中国の大手製薬グループが含まれた。医療分野で最も革新的な企業の大多数がCMEFを世界市場・アジア太平洋市場向け新製品発表のプラットフォームに選んでおり、4日間の開催期間中に600超の新製品が発表された。
Health Industry Summitは、世界大手のイベントオーガナイザーであるリード・エグジビジョンと中国国営の大手製薬グループでフォーチュン500社中205位にランク付けされているSinopharmとの合弁会社であるReed Sinopharmが主催している。次回サミットは2018年4月に上海で開催される。
ソース:Reed Sinopharm Exhibitions