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銀聯国際(UnionPay International)が「一帯一路」諸国での決済の相互接続を支援

UnionPay International
2017-05-12 20:00 1645

【上海2017年5月12日PR Newswire=共同通信JBN】銀聯国際(UnionPay International)は受け入れネットワークの拡大、海外でのカード発行、海外市場での技術標準規格の策定など、「一帯一路」構想に沿った実際的な方法を探ってきた。

UnionPay(銀聯)は現在、一帯一路沿いにある50以上の市場で利用されている。銀聯国際(UnionPay International)の蔡剣波・最高経営責任者(CEO)は「われわれの戦略は、当社の事業手法をさまざまな市場の事情に合わせることであり、これによって中国とその他の地域との人的交流をサポートするとともに、中国の金融標準規格の『Going Global(国際化)』を促進する」と語った。

中国と一帯一路の人的交流をサポート

一帯一路構想を実現するにあたり、UnionPay(銀聯)は関係市場で大幅に進展した。

カザフスタンは、UnionPay(銀聯)が初めて拡大した典型例である。ATMやPOSターミナルでのUnionPay(銀聯)の受け入れ可能なサービス範囲は2年足らずで、それぞれ50%と20%から両方とも80%に急増した。この数字は今年、95%までに伸びる。同時にUnionPay(銀聯)カードが130万枚超発行された。

UnionPay(銀聯)はパキスタンで、ほとんどすべてのPOSターミナルと、70%以上のATMで受け入られている。340万枚以上のUnionPay(銀聯)カードが発行され、UnionPay(銀聯)は同国では第2位の市場占有率を誇る国際カードになった。ロシアでは約34万のPOSターミナルと4万1000のATMがUnionPay(銀聯)を受け付け、今年末には受け入れ可能な範囲は80%になる。

2016年、パキスタンとネパールで発行されたUnionPay(銀聯)カードによる中国での取引高は約3倍になり、ロシア、キルギス、インドネシア、モーリシャスで発行されたUnionPay(銀聯)カードの取引高も約50%増加した。

中国の金融標準規格の「Going Global」を促進

UnionPay(銀聯)は同社のネットワーク、ブランド、製品の世界規模での拡大を実現するとともに、中国の金融技術標準規格の「Going Global」も促進した。

UnionPay(銀聯)はラオスの国家銀行決済ネットワークの構築に参加し、Thai Payment Network(TPN)をタイの主要銀行とともに構築した。UnionPay(銀聯)はタイを支援し、独自のデビットカード・ブランドTPNを新しく作った。

さらに、UnionPay(銀聯)ICカード標準規格はタイ、ミャンマーの推奨規格として採用され、Asian Payment Network(APN)のクロスボーダーICカード規格となっている。今年2月、UnionPay International(国際銀聯)とフィリピンのスイッチネットワークBancNetは、BancNetメンバー銀行に働きかけて、UnionPay(銀聯)ICカードを広域で発行する。

ソース: UnionPay International