【シンガポール2016年11月25日PR Newswire=共同通信JBN】Asia Media Exchange(AsiaMX)は電通イージス・ネットワーク(DAN)との歴史的な契約を通し、アジア初となるプログラマティックTV広告を開始すると発表した。
AsiaMXの共同創業者兼チーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO)のニック・チュア氏は「タイのマーケットは活気がありダイナミックで、新しいアイデアを積極的に受け入れる。タイの放送業界は地上デジタル・テレビ(DTT)が始まって以来、著しく成長している。従って、いかにしてプログラマティックTVがメディア業界を変革し、活性化させるかを紹介する好機である」と述べた。
この契約の下では、電通イージス・ネットワークの世界中のクライアントは自動化されたプラットフォームを介して高価値で「ファーストルック」の広告資産にアクセスできる優先権が与えられる。タイは、電通イージス・ネットワークのメディア投資部門Amplifi(アンプリファイ)と、プログラマティック・サービスを受け持つAmnet(アムネット)との間で調印したこのパートナーシップを開始する世界初のマーケットとなる。
Amplifi Asia Pacificのスニル・ヤーダブ社長は「われわれは、AsiaMXと提携してタイをはじめとするアジア地域全体で初のプログラマティックTVを開始できることを大変うれしく思う。100%デジタルというグループ戦略の一環として、われわれはメディア全体、組織全体をデジタル化することを目指してきた。AsiaMXとのパートナーシップにより、われわれは今後、高品質なTVコンテンツにプログラマティックにアクセスする機会を得た。これによりTVのプランニングとバイイングを自動化し、視聴者の行動に基づいたターゲティングを行うことができる」と述べた。
AsiaMXはアルゴリズムによるプラットフォームを使って、主要なペイTVと無料ネットワークの高品質なプログラマティック広告資産を提供している。エクスチェンジで扱う国際チャンネルはA+E Networks Asia、ディスカバリーチャンネル、NBCUniversal International Networks、Turner Asia Pacificである。高名なタイの放送局としてはBEC-Tero EntertainmentのChannel 3、Mono Broadcast CoのMono29、GMM GrammyのONE HDがある。
電通イージス・ネットワーク傘下のCarat(カラ)が発表する2016年9月期広告支出リポートAdspend Reportによると、タイでは依然としてTVが強く、広告総支出の63.1%を占めている。この傾向はアジア太平洋全域でも同様で、TV広告は支出の46.4%を占めている。世界的には41.4%となっている。
▽ASIAMXについて
Asia Media Exchange Pte Ltd(AsiaMX)はシンガポールに本社を置くクロスメディアの広告資産を管理する会社。AsiaMixはアルゴリズムによるトレーディング・エクスチェンジによって主要なメディアオーナーを世界的な広告主、メディアエージェンシーと結びつける。AsiaMXはテレビ放送、オンライン・ビデオ、モバイルに至るまで、高品質で「ファーストルック」の広告資産を提供する。
より詳しくは(www.asiamx.com )を参照。
ソース:AsiaMX - Asia Media Exchange Pte Ltd