omniture

2016年台湾国際学生デザインコンペを開催、温世仁文教基金会と看見台湾基金会が後援

*2016年TISDCの応募作品は、台湾デザインの潜在性に注目する専門家27人の拡大選考パネルが審査
*2016年TISDCの金賞には現金40万台湾元の賞金
と看見台湾基金会
2016-11-16 09:49 1401

台北(台湾), 2016年11月16日 /PRNewswire/ -- 教育部青年発展署が主催し、温世仁文教基金会(Sayling Wen Cultural & Educational Foundation)と看見台湾基金会(iSee Taiwan Foundation)が後援する2016年の台湾国際学生デザインコンペティション(Taiwan International Student Design Competition、TISDC 2016)は、参加と評判の面で印象的な節目を示した。TISDC 2016の授賞4部門には、69カ国・地域のデザイン学校882校から過去最高の1万4858点の応募があった。チェコの若手アーティスト、ハンカ・ノバコバ氏が制作した「Borderlines」が、優れた最終候補431点の中からTISDC金賞(賞金40万台湾元)に選ばれた。

著名なTISDC選考パネル27人には、さまざまな分野の国際デザイン組織15団体の代表が含まれている。その中にはアカデミー賞候補のアニメーター、コンスタンティン・ブランジット氏、Pixar、Dreamworks、ディズニーの絵コンテ・アーティストで現在Graphic Subject Matterの責任者、マイク・カチュエラ氏、無印良品の元デザインコンサルタントで日本デザイン振興会理事の益田文和氏、香港設計師協会の生涯名誉賞を受けたカン・タイクン氏、Grass Jelly Studioの共同創設者でMTV欧州音楽賞、台湾の金曲賞、金馬奨を受賞したマルチタレントのチェン・ムー氏が含まれている。このようなプロの積極的参加はTISDCの領域を広げ、TISDCを世界トップ級の学生デザイン大会として確立させている。

TISDCのコーディネーターであるリン・パンソン氏は、TISDCは今や世界最大の学生デザイン大会であり、世界の著名デザイン専門家にアピールする将来有望な台湾の人材に特別の舞台を提供していると指摘した。

看見台湾基金会がスポンサーになっている特定ブランド(Brand Specific)賞部門は、台湾の料理遺産を振興する世界デザイン界の希望の星を奨励する。

「文化、観光、イノベーション」を振興する看見台湾基金会は世界中のビジターを誘致し、台湾独特の魅力の数々を体験して楽しんでもらう仕事を日常的にこなしている。これらの魅力には当然、台湾の人気ある料理遺産と調理法を含んでおり、TISDC「特定ブランド」賞部門で新設された「新しい食器時代-台湾グルメの食器デザイン」を基金会が後援するきっかけになった。基金会は特定ブランド賞が、無数のグローバルな視点による斬新なアイデアと創造性を用いた台湾料理遺産のクリエーティブな再解釈を引き出すと期待している。

台湾、中国本土、シンガポール、インド、ロシア、イスラエルの学生が提出した621点の特定ブランド賞応募作品は、台湾料理遺産のさまざまな側面をクリエーティブに捉えている。長時間の検討を経て、審査団は部門ファイナリスト60人を選定し、金賞の共同受賞者5人を発表した。リン・インチュン、ティアン・ウェンチェン、チェン・ポチュン、ヤオ・ガンホン、ワン・インチンの5氏はいずれも台湾と中国本土からの応募で、「グローバルがローカルに出会う」巨視的なデザイン手法がたたえられた。看見台湾基金会のチェン・ドン最高経営責任者(CEO)は「特定ブランド賞が台湾の特別な文化芸術遺産、および文化・創造産業の豊かな人材と能力に対する世界的認識を高めることを期待している」と語った。

▽看見台湾基金会と温世仁文教基金会はGlobal Talent Design Festivalも後援

温世仁文教基金会は、サービスデザイン教育の学際的工夫を推進することによって、「教育、イノベーション、ケア」を促進し、人類と革新的で善意ある社会を一層啓発するプラットフォームとして、2016年Global Talent Design Festivalを看見台湾基金会と共催した

温世仁文教基金会はTISDCの国際的認知度を上げるために教育部と協力し、最終判定・授賞式に国際デザイン組織15団体の参加を取り付けた。これら15団体は、ブルノ・ビエンナーレ協会、グッドデザイン・オーストラリア、香港デザインセンター、国際インダストリアルデザイン団体協議会(ICSID)、インデックス:生活を向上させるデザイン、インドデザインカウンシル、メキシコ国際ポスタービエンナーレ組織委員会、日本デザイン振興会、韓国現代デザイン協会、マカオデザイナー協会、台湾デザインセンター、タイランド・クリエイティブ・アンド・デザインセンター、南アフリカ度量衡基準局、デザイン・ビジネス・チャンバー・シンガポール、ドイツデザイン評議会である。

温世仁文教基金会の理事で代理CEOのジーター・ハー氏は「この祭典と関連活動によって、パートナー15団体が台湾内外のデザインプロや学者の間に有意義な対話を導き出す効果的なプラットフォームに転換されることが基金会の目標である」と話した。

▽2016年Global Talent Design Festivalについて

看見台湾基金会と温世仁文教基金会は台湾政府教育部と協力しTISDCの支援を続けている。今年はさらに2016年Global Talent Design Festival(GTDF)にも支援の枠を広げることになった。このフェスティバルでは以下のような一連の新しく刺激的なデザイン関連のアクティビティーが行われる。

  1. インターナショナル・マスターズ・ジョイント・ユニバーシティー・フォーラム(The International Masters Joint University Forum):世界のデザイン団体の代表を招待し、台湾の学生や教授と共に現在のトピックを元に双方向の議論をしてもらい、その過程で台湾のサービス関連の競争力にスポットライトを当て、これを推進する
  2. インターナショナル・VIP・カルチャーツアー・プログラム(The International VIP Cultural Tour program):TISDCで台湾訪問中のデザイン専門家を台湾社会や文化のテーマを深掘りするツアーに招待する。
  3. インダストリー・ジョイント・レセプション(The Industry Joint Reception):台湾のデザイン業界にとって尽きせぬ発想の泉であり、台湾のデザイン競争力を世界のオーディエンスに発信し、推進する基盤でもある台湾固有のエレガンスや美にスポットライトを当てる。
ソース: と看見台湾基金会
キーワード: 芸術 教育 観光