【上海2016年9月14日PR Newswire=共同通信JBN】
*中国民間企業は国際的な視点を持つコースを選ぶ
*多国籍企業は中国ベースのプログラムに東西の良さ見いだす
クリスタル・ジャオ氏の仕事は今後、一層難しくなる。彼女がヒューマン・リレーションズ・ディレクターとして勤務するJoysonは本格的な国際化に乗り出しており、中国、欧州、米国、さらにメキシコでのスタッフのニーズのバランスをとりながら、同時に同社の海外における買収を通じてシナジーを生み出すことが彼女の仕事になっている。Benelli Motorcycleのマーケティング・ディレクター、ダンテ・ブストス氏は同社が進出している世界83カ国で通じるコミュニケーション計画を作成する必要がある。2人とも中欧国際工商学院(China Europe International Business School、CEIBS)グローバル・エクゼクティブMBA課程(GEMBA)で学ぶクラスメートが持つ豊富な知識を頼りにしている。9月4日に開校した上海校は現在、16カ国の59人が所属、平均して16年の職歴を持つ。
ジャオ氏は「クラスで何かケーススタディーについて議論をすると、16通りの見方を聞ける」と語った。中国人だが、中国語のエクゼクティブMBA課程(EMBA)ではなく、英語で教えるGEMBAを選んだ。「このような学習環境から得られるものは実に多い。私にとっては素晴らしい機会だ」と言う。
ブストス氏も同感だ。マーケティング専門のアルゼンチン人で、クラスメートを16カ所の未知のマーケットでBenelliブランドの知名度を上げるための道案内だと考えている。同様に、彼らから学ぶことに期待し「CEIBS GEMBAは異なる文化に関する知識を増やし、異なる国でビジネスをする方法を学ぶ助けになると思う。これがGEMBAの最も興味深い側面だ。クラスメートとCEIBS教授陣の両方から学ぶためにここに来た」と述べた。
クラスの20%近くが起業家か事業主で、これはCEIBSの歴史上最も高い比率であり、同校が革新的で起業家精神のあるリーダーを育成することにコミットしていることの証左でもある。同校ではまた、中国民間企業で働く参加者の割合がはっきりと増加傾向を見せている。
今まで何年にもわたり、CEIBS GEMBAは中国で働く外国人に対して現地の市場を知り、中国に本拠をおく多国籍企業で働くための中国語のスキルを磨く助けを提供してきた。今や、同校は世界規模でのビジネスの進め方、世界の主要都市の選択肢などにより注力するようになり、忙しいエグゼクティブの役に立つものになっている。ブストス氏にとっては、GEMBAは中国に加え、他の世界に関する識見も与えてくれるものだ。一方、すでに外国で事業を行っているか、あるいは世界に進出しようとする中国企業はGEMBAを従業員に用意をさせるための重要な一部と見ている。ジャオ氏は「当社は現在、国際化の過程にあり、私を含め、従業員は国際的なものの見方を学ぶ必要が出てきた」と説明する。参加上級エグゼクティブの31%が外国人のクラスで20カ月も過ごせば、確かにその役に立つだろう。
▽CEIBSグローバルEMBAについて
CEIBSグローバル・エグゼクティブMBA課程はパートタイムの20カ月プログラムで、リーダーシップ・スキルや分析能力を開発、育成することでキャリアの前進を図ろうとする高い能力を持つハイレベルな起業家やエグゼクティブに向けたものだ。経営の諸問題に焦点を絞っており、その他リーダーシップ開発やコーチング・セッションもある。過去6年間にわたり、ファイナンシャル・タイムズ紙はCEIBS GEMBAを世界のトップ20プログラムにランクしている。2016年、CEIBS GEMBAはチューリッヒに欧州2番目のキャンパスを開校した。
▽CEIBSについて
上海にある同校最大のキャンパスに本拠を置いた中欧国際工商学院は中国大陸をリードするビジネススクールで、同校の3課程がファイナンシャル・タイムズ紙の世界ランキングに入っている。CEIBSはMBA、ファイナンスMBA、エグゼクティブMBA、エグゼクティブ教育、博士(PhD)などの課程を提供している。1994年に中国と欧州政府の非営利合弁事業として設立されたCEIBSは中国の政治の中心である北京と欧州の心臓部に当たるチューリッヒにキャンパスを構えている。CEIBSはまた中国南部の深セン、ガーナのアクラでも同校のプログラムを提供している。
ソース:China Europe International Business School