【光州(韓国)2016年9月6日PR Newswire=共同通信JBN】アジアで最大の現代美術のビエンナーレである光州ビエンナーレが1日、韓国南西部の光州市で66日間の日程で開幕した。開幕式にはアーティスト、政府関係者、外交官など約1000人が出席した。
同ビエンナーレは1995年、ソウルの南330キロの光州で創設され、第11回の今年は「What Does Art Do?」(芸術は何をするのか)のテーマの下に、37カ国から120人のアーティストによる作品が出展される。
尹壮鉉・光州市長は歓迎のあいさつで「創設の宣言で示されたように、(光州ビエンナーレが)世界中の人々のコミュニケーションの場となるよう(期待したい)」と述べた。
金鍾徳・文化体育観光相も、チュン・クワンジョー次官が代読した歓迎スピーチの中でビエンナーレ成功への期待を表明、「光州は、特有の文化的資産である光州ビエンナーレのおかげで、アジアの文化の中心にまで発展することができた」と語った。
開幕式では、著名な芸術家であるスペインのドラ・ガルシア氏とロシアのアントン・ビドクル氏が「Noon Award」(ヌーン賞)の受賞者に選ばれた。同賞は、その業績がビエンナーレが追求する価値に即し、高い実験的精神を示している確立された芸術家に授与される。
韓国の俳優ヒョンビン(Hyun Bin)氏が同イベントの広報大使に任命された
開幕式の最後には、光州市民らが同イベントの成功を祈って、多数のLEDの風船を空高く放った。
ビエンナーレは、光州市内の多くの場所でさまざまな展示会やプログラムを提供することになっている。
同イベントの「Portfolio Review Program」で選定された9人の若手芸術家の作品は、Mugaksa Temple(無覚寺)で10月31日まで展示される。また特別展示会がアジア文化センターで11月6日まで開かれる。さらに韓国・台湾展覧会が光州美術館で11月13日まで開催される予定。
ソース:Gwangju Biennale Foundation