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BJÖRKがバーチャルリアリティ・パフォーマンスで、NERI OXMAN氏とMEDIATED MATTERグループのデザインによるストラタシス 3Dプリント・マスクを使用

~世界的な著名デザイナーであるNeri Oxman氏とMediated Matterグループがマルチマテリアル3Dプリント技術を活用し、東京で開催されたBjörkのライブパフォーマンス用に特製の3Dプリント・マスクを製作~
ストラタシス・ジャパン
2016-07-14 11:28 2152

東京, 2016年7月14日 /PRNewswire/ -- 3Dプリンティングとアディティブ・マニュファクチャリング・ソリューションの世界的リーダー企業であるStratasys Ltd.http://www.stratasys.co.jp/ 、Nasdaq: SSYS、以下ストラタシス)の日本法人、株式会社ストラタシス・ジャパン(以下、ストラタシス・ジャパン)は本日、世界中で高い評価を得ている デザイナーのNeri Oxman氏およびMediated Matterグループが共同で製作した3Dプリント・マスクを発表しました。 Stratasysの幅広いコレクションの一つとして、アイスランドの シンガー・ソングライターであるBjörkに合わせてデザインされた特製のマスクは、日本科学未来館(東京江東区)で開催されたBjörkのパフォーマンスで、特別に招待されたオーディエンスに披露されました。 このマスクはBjörkの最新アルバム「Vulnicura」から着想を得ています。まずOxman氏と同氏のチームがBjörkの顔を3Dスキャンし、彼女の骨格と組織構造をデジタルデータとして取り込み、特別にデザインされました。 このカスタマイズされたデータは、Stratasys 独自の フルカラー&マルチマテリアル3Dプリンティング技術によって命を吹き込まれました。

BJÖRK と3Dプリント「ROTTLACE」マスク Neri Oxman氏とMediated Matterグループがデザインし、Stratasys独自のフルカラー・マルチマテリアル’ 3Dプリンティング技術を用いて製作された。
BJÖRK と3Dプリント「ROTTLACE」マスク Neri Oxman氏とMediated Matterグループがデザインし、Stratasys独自のフルカラー・マルチマテリアル’ 3Dプリンティング技術を用いて製作された。

 

Björkは、一連の「BJÖRK DIGITAL」イベントの東京セッションにおけるオープニング・パフォーマンスの中で3Dプリント・マスクを装着しました。 このイベントはBjörkが作り出す新しいバーチャルリアリティ・プロジェクトであり、2016年6月29日~7月18日の期間、日本科学未来館で開催されています。 この先駆的なイベントは世界初の試みであり、360度バーチャルリアリティ映像のライブストリーミング配信を行う史上初のイベントとなります。 技術革新に焦点を当てたパフォーマンスの中で、高解像度の地球の映像を映し出すディスプレイを背景にBjörkは最新アルバムからのシングル曲「Quicksand」を演奏しました。 その間、3Dプリント・マスクには印象的な光画像が連続的に投影されました。 Björkは以下のように述べています。「Neri Oxman氏の作品には、本当に心から感動しました。 ついに彼女と一緒に仕事ができるということにも興奮しています。 Neriは、3Dプリンティング技術を活用して緻密かつ素晴らしい生物的表現を行う真のパイオニアです。 彼女と知り合えたことは、何よりの喜びです。」

Björkのマスクのカスタマイズに不可欠なマルチマテリアル3Dプリンティング技術

アイスランド語で「スキンレス」を意味する「Rottlace」と名付けられた3Dプリント・マスクには、Björk自身の顔の造りに基づく人間の複雑な筋骨格系が反映されています。 Stratasys のマルチマテリアル3Dプリンティング技術を用いてOxman氏とMediated Matterチームは、軟組織、筋肉、硬い骨構造など、顔の造りの中でコントラストを生み出す素材の複雑な組み合わせをすべて1回のプリント工程で再現することができました。 Oxman氏によると、多様な材料特性を持つ複雑な ジオメトリの再現を可能にする独自のテクノロジーにより、このマスクはBjörkのパフォーマンスに不可欠な独自の柔軟性と動きの自由度を備えています。

「生物学的に同等の機能を持つものから着想を得て「筋肉の生地」として考案されたこのマスクは、複数のマテリアルが一体化した構造をしており、形式的・構造的な完全性が得られると共に、顔や首の動きも可能にします」と Oxman氏は説明します。 また同氏は、高解像度3Dプリンティング技術の発展にインスパイアされ、デザイナーは繊維で作られたテキスタイル製品のデザインや製作を見直すようになると考えています。「マルチマテリアル3Dプリンティング技術により、単一の造形物の中で複雑な形状を持つ構造に分布している段階的特性の複雑な組み合わせを形にすることが可能になりました。 Rottlaceを用いて私達は合成の"パーツを持たない一体物"としてマスクをデザインしました」

また、最先端のスタイルとテクノロジーを受け入れる決意を示すかのように、Björkは6月4日にシドニーで行われた「BJÖRK DIGITAL」イベント用にStratasysの3Dプリント「Pangolin」ドレスを選びました。threeASFOURブランドの有名なデザイナーによってデザインされ、今年初めにニューヨーク・コレクションで発表されたこのドレスも、Stratasys 独自のフルカラー・マルチマテリアル3Dプリント技術を用いて製作された作品です。 さらにこのドレスは、Stratasysの超柔軟で耐久性に優れたナノ強化エラストマー技術(Nano Enhanced Elastomeric Technology)を用いた素材* の機能を実証した初めての作品になりました(*Rottlaceマスクにも利用されています)。 この成果は、3Dプリンティングによるファッション・デザインに向けた大きな前進になりました。

Stratasys のNaomi Kaempfer(クリエイティブ・ディレクター、アート・ファッション・デザイン)は以下のように述べています。「RottlaceマスクはBjörk の骨格に合わせてデザインされたマスクですが、その他にも私達はOxman氏と共同でStratasys向け大規模なマスク・コレクションにも取り組んでいます。 これらは当社の「The New Ancient」コレクションの一環として今年後半にもデビューする予定です。 Björkのように明確なビジョンを持った人のアート表現に3Dプリンティングが採用されたことを光栄に思います 。このテクノロジーは、映画・音楽業界向けに完璧にフィットする衣装を作る自由を与えるだけでなく、独自の空想を正確なディテールや3D表現で具現化する際に比類のない優れた能力を発揮します。」

* ナノ強化エラストマー技術による素材は2016年後半に発売を予定しています。

イベント情報:

Björk Digital ― 音楽のVR18日間の実験」

開催日時:

2016年6月29日(水)~7月18日(月・祝)午前10時~午後5時


※ただし金土日祝(7月1日(金)~3日(日)、8日(金)~10日(日)、15日(金)~18日(月・祝))は午後10時まで開催

休館日:

2016年7月5日(火)、12日(火)

会場:

7階 イノベーションホールほか

主催:

スマッシュコーポレーション

共催:

日本科学未来館

協力:

ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

ウェブサイト:

http://www.miraikan.jst.go.jp/exhibition/bjorkdigital.html

ストラタシスの最新の3Dプリンティングおよびソリューションに関するより詳しい情報は、ウェブサイト http://www.stratasys.co.jp/ )をご覧ください。

ストラタシスについて

Stratasys Ltd.(NASDAQ:SSYS)は、ものづくりの設計・製造方法に変革をもたらした、3Dプリンティングおよびアディティブ・マニュファクチャリングにおけるパイオニアとして、25年以上も業界をリードしてきました。ミネソタ州ミネアポリスとイスラエルのレホボトに本社を置き、設計や製造に対する新しい発想を推進することにより、多様な産業・幅広い分野のお客様に貢献しています。当社の3Dプリンティングおよびアディティブ・マニュファクチャリング・ソリューションは、これまでにない設計の自由度や製造の柔軟性を提供します。3Dプリンティングによってデザインやコミュニケーションの向上、市場投入までの時間短縮と開発コスト削減が実現できます。MakerBot やSolidscapeなどの子会社も含めると、Stratasysのエコシステムには、プロトタイプやパーツを造形する3Dプリンタ、豊富な3Dプリンティング用マテリアル、Stratasys Direct Manufacturingによるオンデマンドのパーツ造形サービス、戦略的コンサルティング、専門的サービスなどがあり、さらにクラウドコミュニティThingiverseとGrabCAD では無料の設計コンポーネントやプリント可能なファイルが500万以上公開されています。Stratasys は世界中に3,000人以上の従業員と800 件以上の取得済みまたは申請中の製造特許を有しており、その技術とリーダーシップについて30 を超える賞に輝いています。 詳細は当社のウェブサイトをご覧ください。www.stratasys.co.jp または  http://blog.stratasys.co.jp.

<報道関係者からのお問い合わせ先>

株式会社ストラタシス・ジャパン 
担当: マーケティングディレクター 吉澤 文 
Tel: 03-5542-0042 
E-mail: Aya.Yoshizawa@stratasys.com  

Photo - http://photos.prnasia.com/prnh/20160713/8521604535
Logo - http://photos.prnasia.com/prnh/20151028/8521507142 

ソース: ストラタシス・ジャパン
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