【ソウル(韓国)2016年7月5日PR Newswire=共同通信JBN】
*欧州の厳しい基準に従い、ペナルティーなし、事故なしで建設を完了
*年間22万トンの家庭ごみを処理し、11MWhの電力を生産、35MWhの地区暖房を供給
POSCO E&C(ハン・チャンクン最高経営責任者)は、ポーランドの都市クラクフで2億5000万ドル(付加価値税を含む)に上る廃棄物発電所の建設を成功裏に完了した、と発表した。
同社は昨年11月、所有者のKrakow Communal Holdingから同発電所の利用許可を得た。彼らはまた、過去7カ月間で建設と試運転を完了し、最終的に6月27日に同施設を所有者に移した。
クラクフの廃棄物発電所はポーランドで最大の日常的な廃棄物の焼却施設で、環境に優しい方法で年間22万トンの家庭ごみを処理することができる。焼却熱を利用することにより、11MWhの電力を生産し、35MWhの地域暖房を供給する。また、廃棄物焼却による灰はふるい分け工程を経て道路建設の材料として使用される。
3年半の建設中、現場はPOSCO E&Cにより、ポーランドの厳しい環境基準に従ってよく管理された。その結果、クラクフの労働局と地域環境保護機関は、安全検査で違反はなかったとし、非の打ちどころのない現場 であると評価した。クラクフの行政当局者はまた「POSCO E&C jest najlepsze」(「POSCO E&Cは最高」の意味)と語り、同社の功績を称えた。
クラクフの廃棄物発電所は5月、Association of Polish Architects(ポーランド建築家協会)により2015年のSARP Award of the Yearを授与された。同賞は2015年に完成した建物の中で最高のデザインの建物に与えられた。また、ポーランドの中央・地方政府の公共政策およびプロジェクトに対する市民の評価の中で、2016年の全ての優れた公共投資事業のトップ10に選ばれた。
クラクフのダテウシュ・ツミエル第1副市長は「私はPOSCO E&Cの技術、そしてこのような現場の厳しい管理を履行する能力に深く感銘している。また、環境保護の責任を負う最先端の施設に本当に感謝している」と語った。
ハン・チャンクン最高経営責任者(CEO)は「クラクフでの廃棄物発電所の建設成功は、POSCO E&Cがポーランドと東欧の環境市場に参入するための強固な基盤になると期待される。それはまた、韓国の建設業の地位をより高い水準に引き上げた」と指摘した。
一方、施設の完成を通じ、クラクフは、EUのごみ廃棄基準を満たし、同発電所の発電に対してポーランド政府のGreen Energy認証を得ることによってより高い価格で電力を販売するという一石二鳥を実現することができる。
ソース:POSCO E&C