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◎GenScriptが中国の合成生物学シンポで新技術紹介

Cold Spring Harbor Asia Synthetic Biology Symposium
2013-01-05 15:49 3056

【ピスカタウェイ(米ニュージャージー州)2012年12月20日PRN=共同JBN】GenScriptは最近、中国の蘇州で11月26日から11月30日まで開催されたCold Spring Harbor Asia Synthetic Biology Symposium(コールド・スプリング・ハーバー・アジア合成生物学シンポジウム)のスポンサーになった。GenScriptはこれで、2年連続して世界中の科学者が集まって最新の最も革新的な合成生物学の研究結果について意見の交換をする同シンポジウムのスポンサーになる。合成生物学では細胞を再プログラムする新しい遺伝子回路の構築が続いており、バイオ燃料、医薬品、ワクチン製造を含む多くの産業アプリケーションで大きな可能性があると予測されている。

遺伝子合成の専門会社として、GenScriptは合成生物学研究で最も困難な仕事の1つである長く(>10kb)、(GC内容量が高く、配列が高度に反復的で、複雑な副次構造や不安定な構造要素を持つ)複雑な遺伝子の合成における技術上の画期的進展を報告した。GenScriptは最近、合計170kbの酵母染色体VIの17個の事前設計チャンク・フラグメント(平均サイズは10kb)を合成して、長く複雑な遺伝子合成の熟練した手腕を示した。この合成は、合計16Mbの初めての機能性合成真核生物ゲノムの構築を目標とするジョンズ・ホプキンス大学(JHU)合成酵母染色体プロジェクトSc2.0の一部だった。

GenScriptは短期間でチャンク・フラグメントをJHUに提供し、遺伝子機能研究やそれに伴うゲノム操作にとって重要なテロマー反復、LoxPサイトなどの配列にいくつかの事前設計DNA要素を組み込むことに成功した。GenScriptはこれまでにSc2.0に参加した唯一の純粋に商業的な組織である。

このシンポジウムは、GenScriptがサポートしている合成生物学を前進させる努力の1つにすぎない。GenScriptはiGEMの長期スポンサーであり、大学間競争で約20チームをサポートしている。また同社は合成生物学技術のテロリストによる悪用の防止を目指す国際遺伝子合成コンソーシアム(IGSC)の創立メンバーでもある。GenScriptは、遺伝子合成技術の継続的強化を伴うこうした努力へのサポートが複雑な遺伝子生産のスピードを上げ、長期的には生産価格を下げると信じている。このような技術の前進によって研究者は合成生物学の全可能性をより速く実現できるだろう。

▽GenScriptについて

2002年創立のGenScriptは世界最大の遺伝子合成の提供会社で、生物学研究、医薬品発見/開発を助けるカスタム化サービスを提供する有力な生物学医薬品開発業務受託機関(CRO)である。GenScriptの本社は米ニュージャージー州ピスカタウェイで、欧州、日本、中国に子会社がある。

 

ソース:GenScript USA Inc.

ソース: GenScript USA Inc.
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