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第118回広州交易会「重要分野の着実な販売とバイヤー数は今後の明るい見通し示す」

Canton Fair
2015-11-24 13:07 1639

【広州(中国)2015年11月24日PR Newswire=共同通信JBN】中国で最も権威ある貿易イベントである広州交易会(Canton Fair)の第118回交易会は11月4日に閉幕し、全体のバイヤーの参加者数並びに重要分野における成長率はわずかながら減少した。世界の213カ国・地域から17万7544人の海外バイヤーが同交易会に参加し、昨年同期に比べると4.6%の減少となった。しかし、通貨変動をめぐる大きな懸念を乗り越え、特定重要製品の販売は大きく増加し、一方、多くの購買国もバイヤー数において好調な伸びを示した。

主催者によると、交易会の最初の3日間は、多くの主要な中国産業部門にとって予想以上の販売を記録し、家電製品やコンピューター、通信機器はすべて、調印契約数において前年に比べて増加した。機械製品や新エネルギー製品のような他のハイテク部門も契約量において増加を示した。

中国の家電産業は、最先端のデザインに裏打ちされたハイテク製品やオートメーションにおける最近の進歩により、先陣を切って大半のバイヤーを引き付けている。第1期における家電製品の売上高は、前年に比べほぼ10%増加し、ハイアールや美的、ハイセンス、Galanzのような企業はそれぞれ1億米ドル以上を販売した。

これらの数字は、中国の電化製品の中核的競争力が強まっていることを適切に示している。例えば、ハイセンスは現在、同社の革新的な多機能テレビについて、170以上の特許権を取得している。

ハイセンスは、広州交易会に展示している多くの中国企業の特色をよく示している。これらの企業は現在、イノベーションやブランド設定、品質、サービス、環境意識の強化を通じ、国際舞台における新たな競争力を開発することに重点を置いている。

広州交易会の国際パビリオンもまた、11月3日までに9万件以上の訪問を引き付け、大成功であることを示した。40カ国の600以上の企業の参加を誇る国際パビリオンは、以前のイベントに比べ出展者の数と多様さが大きく伸びたことを目の当たりにした。多くの有名な国際ブランドが参加し、SuningやVanguardのようなトップレベルの中国企業は、ここで製品を調達した。

同交易会ではまた、中国の「一帯一路構想」にとって心強い兆候があった。南アジア地域協力連合のブロックやサウジアラビア、ベトナムからのバイヤーの数はすべて増加し、一方で、タイ(ほぼ400%)、スリランカ(103%)、セルビア(97%)、ハンガリー(44%)、ヨルダン(38%)はすべてそれぞれの購買量を大幅に増加させた。

詳しい情報は、http://www.cantonfair.org.cn/en/index.asp を参照。

ソース: Canton Fair