【深セン(中国)2012年11月21日PRN=共同JBN】China Hi-Tech Fair 2012(CHTF、展示会)は11月16日にオープンした。全国人民代表大会常務委員会(NPC)副委員長で中国科学院(CAS)前院長の路甬祥氏が開幕を宣言し、開幕式典には中国人民政治協商会議資料庫(CPPCC)副委員長で科学技術相の万鋼氏が参加した。
CHTF組織委員会ディレクターの許勤深セン市市長は、CHTF 2012のテーマを「技術革新を促進し、開発の品質を高めることにある」と紹介した。この展示会は3000近い展示企業を収容するために11万平方メートル以上わたって展開している。CHTFは再び、すべての省、自治区、香港、マカオ、台湾などの特別市の「家族の集い」になった。
CHTF 2012では革新が主要テーマであり、そのハイライトには以下が含まれている。
*国家発展改革委員会のCapitalBioパビリオン:遺伝性難聴遺伝子検出のための世界初のチップが展示された。これは中国政府によって初めて臨床アプリケーションとして認可された。また「Ai Shen Pu」個人向け遺伝子検出技術も展示された。これは遺伝子テストを通じて疾病のリスクを予測し評価する。
*中国工業情報省(MIIT)のTD-LTE(4Gモバイル通信技術・標準)パビリオン:参観者は現在のTD-LTE開発、生産状況を目にすることができる。これは国家レベルの展示会として初めて一堂に集めた特別パビリオンである。
*「中国を感じ取ろう」と称する技術製品の展示では、中国科学院がLower Exoskeleton Walk-Aid Robotを展示した。このロボットは中国科学院の深セン先端技術研究院が、「三網融合」に基づいたホームヘルス管理システムとともに開発した。
*商務省、科学技術省、農業省はまた、中国におけるさまざまな分野の革新を総合的に展示した。
ことしのCHTFでは、外国からの代表団は前年比37.5%増加し、登録した外国からのバイヤー数は2倍になった。
CHTF 2012は大手展示者に個別のサービスを提供し、特に規模のごく小さい技術系企業へのサービスを強化した。規模の小さい新興技術系企業向けに構成された新しい展示会では、44という多数の企業が中国革新・企業家精神コンペティションの深セン部会に参加した。これら企業には米国、香港の企業数社が加わり、そのほかは中国企業だった。CHTFでは展示の他に、企業家精神と融資に関するトレーニングのような特別サービスも行われる。
ソース:The Office of CHTF Organizing Committee