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天津・北京両市の一体化加速で浜海CBDにサービスアパート提供へ

Tianjin Binhai CBD
2015-06-05 20:04 1111

【2015年6月5日天津(中国)PRN=共同通信JBN】

*天津浜海中心商務区(CBD)はこのほど、非常に需要の高い人材を招致する最新の手段として「サービス付き住宅(serviced housing)」計画の立案を発表した。

これは、CBDのテナント企業に採用される中・上級企業幹部への特別インセンティブとして、CBD人的資源局が出資している。

サービスアパート(用益付き賃貸アパート)提供の第一弾発表にあたって、CBD人材資源局の上級幹部は「これらのアパートが世界で居住に供されているサービスの最高水準に見合っていることに満足している。最高の人材を浜海に招致することを狙った準備作戦としては最新のものだ。われわれのビジョンは天津を世界水準のビジネス活動拠点にするというものであり、この地に最高の才能を集める決意である」と語った。

この計画は、中央政府が天津に新しい自由貿易試験区(FTZ)を設定すると発表してから間もなく明らかにされた。浜海CBDはこのFTZの中心部に位置し、天津FTZのエンジンとして機能する浜海新区の同等区に伍して資本と人材を引き付け、天津―河北―北京全域、および以遠の経済活動と成長を促進する。

CBD のサービスアパート計画は2段階に分かれる。2015年の第1段階では、さまざまな土地区分に立つ独立アパートを最大500棟までサービスアパートに指定する。これらの住宅はエリート向けアパートと高級アパートの2等級に分けられる。第2段階では、全住宅がサービス付き住宅に選定される。より手ごろな家賃のアパートが事務系労働者に提供される。

このような手段を試しつつ、浜海新区は経済自由化の証しとなる地区として活動している。成功すれば、こうした手段は全国に拡大されていくことになろう。

同CBDのニィウ・シャオフェン金融市場政策局長によると、浜海新区CBDの利便性の中には行政当局から享受できる多くの優遇政策支援が含まれている。

ニィウ局長は「当CBDは、土台づくりから最新式の住宅、施設、インフラの提供までを担当しており、次いで学校、ヘルスケア、レクリエーション、商業施設を含む高度なサービスシステムが人材を引きつけ、引き止めるのに役立つだろう」と語った。

他方、北京との一体化は着実に進行している。北京-天津都市間高速鉄道の于家堡駅の開業は、首都と浜海CBD間の通勤時間を45分まで短縮した。8月末には毎日、高速列車30本以上が北京-于家堡間を往復することになる。

この地区の比較的安い生計費も企業、個人両方にとって魅力的で、天津市の生計コストはライバル自由貿易試験区である上海のような都市の3分の1にすぎない。

結果として、不動産販売はブームとなっている。今年4月の商用不動産取引件数は238件で、前年同期比25%増、価格は1平方メートルあたり1万1360元と同10%アップした。

ソース:Tianjin Binhai CBD

ソース: Tianjin Binhai CBD