【上海2015年6月1日PRN=共同通信JBN】中国ではAlibabaやTaobao、JDといったeコマース複合企業が繁栄し、従来型の小売会社は押さえ込まれ気味だ。これは結果として中国の消費者市場の発展を阻害し、中国経済の減速につながる。しかしそうした減速とは対照的に、8月6―8日に上海で開かれる第109回China Daily-use Articles Trade Fair(中国日用百貨商品交易会、CDATF)には、業界関係者から熱い眼差しが注がれている。開催3カ月前に展示スペースの半分以上が予約で埋まった。2000もの出展社が素晴らしいブースを設営し、創造性に富んだ高い技術の新製品を展示する見通しだ。
CDATFは家庭用品業界を網羅する中国で最も長く続くイベントで、アジア地域でもこの種の貿易見本市としては最大規模である。1953年から毎年、仕入れ時期のピークに当たる8月に、企業と流通網を一堂に集めた理想的な舞台として開かれている。展示企業の80%が製造能力を持つため、バイヤーは中間コストの引き下げを期待できる。
第109回CDATFは引き続き主要6展示分野で強みを発揮する。陶器、カップ・湯沸かし、キッチン用品、清掃用品、プラスティック用品、ガラス用品である。すでにこの6分野には、それぞれ数百の出展社が参加を決めた。主な出展者は(1)中国陶器製造のGuangdong Shun'xiang Porcelain Co. Ltd(2)カップと湯沸かしのZhengjiang Nanlong Group Co. Ltd(3)台所用品メーカーのGolden Key Cookware(4)清掃用品を供給するGuangzhou Okaywife Daily Necessities Co. Ltd(5)プラスティック用品メーカーのGuangdong Shuncheng Plastic Technology Co. Ltd(6)ガラス用品メーカーのZhongshan Lilac Commodity Co. Ltdなどだ。
第109回CDATFに合わせて新製品を発表する大手展示企業も少なくない。例えばShunxiang
Porcelainは世界でただ一つの直火で使える高級陶器スープ鍋を紹介し、キッチンに革命をもたらす。Ningbo Shijia Sanitary Ware Companyはファッション性と実用性を完ぺきに兼ね備える最新の窓用、浴室用の清掃用品を展示する。主催者はさらに、有名企業が来シーズンに販売する新製品を展示するよう求めている。
今年のCDATFはスペースが10ホールに拡張される。これは過去最大の広さで、14万平方メートルのスペースに6000のブースが設営され、展示品はこれまで以上に多彩になり、選択の幅が広がる。Shunxiang PorcelainやArst Chinawareをはじめ多くのサプライヤーが、120平方メートル以上のブースを申し込んだ。最も広いブースは約400平方メートルで、これだと製品展示の面から見て企業のさまざまな要件が満たせる。
今年のCDATFはこれまでとは異なり、国内市場からより国際的な場へと目を向け始める。現在は出展者の50%が輸出を認可されている。そうした企業の参加によって、CDATFは水準が高まり、中国と海外の業界関係者が産業トレンドで交流する大きな場となる。
今年のCDATFは主要6展示分野に加えて新しい4分野の取り込みに成功した。家庭用繊維用品、寝具用品、スーツケース・バック、小型家庭用品である。
国際的なバイヤーと出展者が話し合いを進めるため、主催者は事業仲介サービスと会場通訳を提供する。要望があれば、気軽に連絡されたい。展示者と事業仲介サービスについての詳しい情報を伝達する。10人以上のグループには特に便宜を図る。
要望は電子メールでMiss Tracy Zhangまで:tracy.zhang@reedhuabai.com
ソース:Reed Huabai Exbitions