【シンガポール2015年4月28日PRN=共同通信JBN】医療技術業界の有力会社は24日、患者ケアの進歩に集中したAsia Pacific Medical Technology Association(アジア・太平洋医療技術協会、APACMed)を結成したと発表した。同協会は政府、政策立案者、その他の利害関係者と協力して革新的なソリューションをつくり出し、地域の健康管理の将来をともに形成することによって、質の高い健康管理への患者のアクセスを改善する。
メンバー企業にはAbbott、Baxter、B. Braun、BD (Becton Dickinson and Company)、 Boston Scientific、Cardinal Health、GE Healthcare、Johnson & Johnson、Medtronic、Philips、Siemens、Stryker、Zimmerが含まれている。APACMedは世界人口の3分の2を占めるこの地域の住民の満たされていない必要に対処するために結成された。
APACMedのウラジーミル・マカツァリア(Vladimir Makatsaria)会長は「われわれの目的はアジア・太平洋地域の革新的な医療技術会社と業界団体の多様なグループを代表することである。アジア・太平洋の患者の利益のためにアクセス、イノベーション、協力を推進する努力をわれわれが結集するのはこれが初めてである。同様のビジョンを持つ医療技術会社、協会が加わることを歓迎する」と語っている。
APACMedは質の高い健康管理への患者のアクセスを前進させる政策に影響を及ぼすために努力する。協会は規制環境、倫理的な事業標準と企業など重要領域に関与し、地域における業界のイノベーションと人材育成の促進を助ける。さらに、この地域の満たされていない健康管理の必要に対処する製品、サービスの持続可能な開発に努力する。
BDの役員会メンバーで大アジア圏社長のジェームス・リム・レオン・チン(James Lim Leong Ching)氏は「このダイナミックな健康管理状況で、共通の健康管理の問題を革新的な方法で解決するためにはより大きな協力が必要である。近代的、革新的で信頼できる技術をアジア・太平洋の患者が利用できるようにしたい」と述べている。
このビジョンを実現するため、APACMedはフレドリック・ナイバーグ(Fredrik Nyberg)氏を協会の最高経営責任者(CEO)に任命して、医療技術のイノベーションの価値を示し、規制の調和を推進し、持続可能性を奨励し、自主的倫理コードを確立するために、業界およびそのパートナーと協力する。
フレドリック・ナイバーグ氏は「CEOとしてAPACMedに加わるのはうれしい。世界的な健康管理共同体のメンバーとして最も革新的で生活を変える健康管理ソリューションへのアクセスを患者に保証するのがわれわれの責任である。APACMedがアジア・太平洋の医療機器、生体外診断業界の統一された声になることを期待している」と語っている。
シンガポール経済開発庁(EDB)のバイオメディカル・サイエンス・消費者ビジネス担当執行局長のケビン・ライ氏は「多くの有力な医療機器会社が地域本社とイノベーション・センターをシンガポールに設立している。シンガポールでのAPACMedの設立を歓迎するとともに、イノベーションと人材開発を推進して地域の健康管理の必要によりよく対処するための医療機器業界の努力をそれが強化すると信じている」と述べている。
12月9-11日、APACMedはシンガポールで第1回アジア・太平洋医療技術フォーラムを開催する。このイベントについての詳しい情報は近く明らかにされる。
APACMedに関する詳しい情報は http://www.apacmed.org へ。
▽Asia Pacific Medical Technology Association(アジア・太平洋医療技術協会、APACMed)について
APACMedはアジア・太平洋の医療機器、生体外診断薬の革新的なメーカー、サプライヤー、医療技術業界と関連する業界団体などの主要な利害関係者を代表するために結成された業界団体である。同業界は年率約10%で成長しており、今年は710億ドル規模に達するとみられている。
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ソース:Asia Pacific Medical Technology Association