~アジア太平洋地域における体制強化~
【ソウル2012年10月10日PRN=共同JBN】国際法律事務所スクワイヤ・サンダース(Squire Sanders)は、同事務所が、韓国法務省に提出していた開業申請が承認されたことを受け、このほどソウル江北区商業地域の中心部、乙支路のフェラムタワーに事務所を開設した。スクワイヤ・サンダースは、アジア太平洋地域での成長戦略を実現するため、新拠点のオフィス開設と、既存の各アジア拠点の強化を進めており、ソウル事務所の開設は、その一環となる。
スクワイヤ・サンダースのソウル事務所は、米国の弁護士資格を持ち、7月に韓国法務省によって「外国法事務弁護士(foreign legal consultant)」として認められたキム・ジョン・ヨン(Joon Yong Kim)氏が代表を務める予定で、同氏はM&Aその他企業間取引案件、米国訴訟および国際仲裁を専門に担当する。その他、同事務所では、インフラ計画、知的所有権、独占禁止法、企業間紛争などの案件も扱う。
同事務所にはキム・ジョン・ヨン氏のほか、スクワイヤ・サンダースの東京事務所から異動するコーポレート・パートナーのエドワード・ギョン・キム(Edward Ghiyun Kim)氏も参加する予定。エドワード・キム氏が専門に担当するのは企業間取引、M&A、プロジェクト・ファイナンス、その他一般企業法務である。現在、他のスクワイヤ・サンダース所属弁護士も韓国で法律業務を行うための申請を行っており、同事務所では、今後、人員を増員する予定。
キム・ジョン・ヨン氏は、「当事務所の申請が承認され、ソウル事務所の開設が順調に進んでいることを喜ばしく思います。当事務所は現地に関する知識に加えて、スクワイヤ・サンダースの世界的なプラットフォームを基盤とした、ボーダーレス業務に対する経験を兼ね備えており、今後、グローバルにビジネスの成長、投資を考えている中堅企業を含め、大小の韓国企業に対してサービスを提供することが可能になります。ソウルに事務所を開設したことで、当事務所は世界の顧客にとって、アクセス上の利便性が高まり、韓国関連案件に関する法律アドバイスをする体制が整いました。」と述べた。
また、スクワイヤ・サンダースの会長でグローバル最高経営責任者(CEO)のジェームズ・J・マイワーム氏は、「当事務所の、韓国企業への法務サービス提供の歴史は長く、長年にわたって韓国の発展を見てきました。韓国は輸出志向経済であり、エネルギー、インフラストラクチャー、自動車、造船、エレクトロニクス、金融、証券など、当事務所が豊富な経験を持つ分野で事業を行う多国籍企業が主導しており、スクワイヤ・サンダースのアジア太平洋地域の成長戦略として、韓国に事務所を開設することは当然の流れでした。ソウルにオフィスを構える当事務所にとって、アジアの製造業や商社の代理を務めた長い歴史は大いに役立つはずで、当事務所は韓国における可能性に対して大きな期待をしています。」と述べた。
過去においても、スクワイヤ・サンダースは約30年にわたり、東京、北京、ロサンゼルス、ワシントンなどの重要拠点オフィスを通じて、自動車、化学、コミュニケーション、建設、エネルギー、エレクトロニクス、製鋼業など幅広い分野の韓国企業に法律アドバイスを提供してきている。スクワイヤ・サンダースはこの1年にかけてアジア太平洋地域全般において積極的な投資を行ってきたが、ソウル事務所の開設もその一環である。この間、オーストラリア・パース、シンガポールにおいても事務所を開設し、中国では8名の新パートナーを含め、幹部弁護士を採用して拡大してきた。その結果、アジア太平洋地区では現在、総勢124名の弁護士を擁している。
▽スクワイヤ・サンダース(Squire Sanders)について
1890年に設立されたスクワイヤ・サンダースは、現在、世界37ヶ所、18ヶ国以上にオフィスを開設し、総勢約1300名の弁護士を擁している。一つの統一された理念と統合された事務所管理体制(パートナーシップ)に基づきクライアントのあらゆる法的ニーズをグローバルかつシームレスに対応している。アジアにおける事業は1950年代にさかのぼり、スクワイヤ・サンダースはアジアで最初に活動した国際法律事務所の一つである。
ソース:Squire Sanders
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スクワイヤ・サンダース・三木・吉田外国法共同事業法律特許事務所 担当:青山
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