北京、2025年1月17日 /PRNewswire/ -- 浙江省寧波市で、外文出版社名誉主任英語編集者のデイビッド・W・ファーガソン氏は、果物・野菜の王と地元で称される金利申氏と面会し、同氏の物語を自身の新著『新時代の中国発展 - 浙江の経験』に収録しました。
1971年、金氏は安東の小さな町で生まれ、代々農業を営む家系に育ちました。中学校卒業後、金氏はまず海産物の漁師となり、杭州湾でアサリを採取する仕事に従事しました。当時、同氏はこの地で果物・野菜の王と称される存在になるとは想像していなかったかもしれません。
村人たちは綿花、大豆、唐辛子を栽培していましたが、収穫物を販売するのに苦労していました。金氏は外の世界に出て機会を見つけたいと考えていました。同氏は安東の農産物を宣伝するために、浙江省内を広く旅していました。
そして、同氏は仲介者として着実に評判を築き始めましたが、物流は依然として課題となっていました。
状況を変える上で重要だったのは、2008年に開通した杭州湾海上大橋でした。この橋の開通により、農家が上海へ移動する時間が10時間から2時間に短縮され、潜在的な市場が一変しました。金氏の農場は、「翼を得た虎」のごとく、日本、ドイツ、アメリカ、オーストラリア、カナダといった海外市場にも進出するようになりました。
