- バイオキャンパスIIにおける新たな成長段階を迎え、第5工場を4月から稼働予定
- サムスンバイオロジクス、ADCサービスを提供し、顧客ニーズに応えるため高度な開発及び製造能力に投資
インチョン(韓国)、2025年1月15日 /PRNewswire/ -- 世界的な開発・製造受託機関(CDMO)であるサムスンバイオロジクス(Samsung Biologics、KRX: 207940.KS)は本日、1月13日から16日にかけてサンフランシスコで開催されている第43回J.P.モルガンヘルスケアカンファレンスにおいて、最新の事業成果と2025年の展望を発表しました。
サムスンバイオロジクスのCEO兼社長であるジョン・リム氏は、メイントラックのプレゼンテーションにおいて次のように述べました。「業界が直面する課題にもかかわらず、サムスンバイオロジクスは、バイオキャンパスIIの開設と抗体薬物複合体(ADC)サービスの開始により、2025年に新たな成長段階を開始する準備が整っています。」同氏はさらに次のように述べました。「私たちは引き続き新たなモダリティや技術に投資し、顧客のニーズにより良く対応することで満足度を最大化し、最高品質の製品を確実に提供していきます。」
主な事業の最新情報は以下の通りです。
ADCサービス:ADCベースの治療薬に対する需要の増加に対応するため、サムスンバイオロジクスは新たに専用施設でADCサービスを開始しました。大規模な抗体製造およびプロセスエンジニアリングにおける同社の専門知識を基盤に、サムスンバイオロジクスのサービス範囲は、後期探索から開発、コンジュゲーションに及びます。サムスンバイオロジクスは最近、リガケムバイオサイエンス(LigaChem Biosciences)とのADC分野での協力を拡大し、同社の新設ADC専用施設において一連のADCプログラムを支援しています。
日本オフィスの開設:サムスンバイオロジクスは、グローバルに拡大する顧客基盤をより効果的に支援するため、本年中に東京に現地オフィスを開設する計画を発表しました。現地拠点の設立により、サムスンバイオロジクスは日本でのパートナーシップの支援と拡大をさらに強化することができます。
拡充された製剤(DP)サービス:サービス提供の拡充を目指す取り組みの一環として、サムスンバイオロジクスはプレフィルドシリンジ(PFS)対応能力に投資しています。同社の全自動PFS製剤(DP)ラインは、2027年までにCGMP準拠の体制を整える予定です。
強化された開発能力:サムスンバイオロジクスは、グローバル製薬企業および新興バイオテクノロジー企業をより効果的に支援するため、主要な開発能力への投資を計画しています。同社は、分子の生産性と品質を向上させ、成功かつ迅速な医薬品開発を可能にするために、S-HiConTM、S-TensifyTM、S-AfuCHOTM、S-OptiChargeTM等の新しい技術プラットフォームを組み込んだサービスを提供しています。
容量の拡張:サムスンバイオロジクスは、本年中にバイオキャンパスIIを開設し、新たな成長段階を迎えます。新拠点の最初の施設である第5工場は、本年4月に稼働を開始し、総生産能力を78万4,000リットルに引き上げる予定です。同社はまた、バイオ医薬品の需要増加に積極的に対応するため第6工場の建設を検討しており、取締役会の承認が得られれば総生産能力は96万4000リットルに増加する見込みです。
デジタルトランスフォーメーション:運営効率の最大化と顧客満足度の向上を目指す取り組みの一環として、サムスンバイオロジクスは、品質、製造、運営にわたる統合型デジタルシステムの構築に引き続き投資していきます。人工知能やデジタルツイン技術を活用し、同社はデータ駆動型のソリューションと洞察を提供することで、品質を損なうことなくプロジェクトのスケジュールを最適化することを計画しています。
サムスンバイオロジクス株式会社について
サムスンバイオロジクス(KRX: 207940.KS)は、完全に統合された一貫したCDMOサービスプロバイダーであり、細胞株開発から最終的な無菌充填・仕上げ、さらには製造するバイオ医薬品の実験室試験サポートまで、シームレスな開発と製造ソリューションを提供しています。最先端の施設はCGMP(最新優良医薬品製造基準)に準拠しており、小規模から大規模までのバイオリアクターを用いて、様々なお客様のニーズに対応しています。サムスンバイオロジクスは、バイオ製造の需要拡大に対応するため、操業効率を最大化し、能力を拡大しており、バイオキャンパスIでは合計604kLの製造能力を提供しています。同社は、2025年4月に稼働する第5工場の建設によりバイオキャンパスIIを立ち上げ、180kLのバイオ製造能力を追加します。また、サムスンバイオロジクスアメリカは、米国及びヨーロッパに拠点を置く顧客とのより密接な連携を可能にします。同社は、ADC施設、mRNA技術、そして追加の無菌充填能力への投資を通じて、顧客のニーズに対応するための能力を引き続き強化しています。持続可能なCDMOパートナーとして、同社は柔軟な製造ソリューション、運用の卓越性、実証済みの専門知識を活かし、製造する製品を期限内に完全に納品することに専念しています。
サムスンバイオロジクスお問い合わせ先
クレア・キム、グローバルマーケティング&コミュニケーションズ担当責任者
cair.kim@samsung.com