北京, 2015年2月9日 【PRN】Hanergy Thin Film Power Group Ltd.(漢能薄膜発電集団有限公司)は5日、モバイルエネルギー戦略のプレゼンテーションを行うとともに、同社の世界規模の薄膜ソーラー製品イノベーション・コンペの開催を発表した。Hanergyが提唱するモバイルエネルギーは、世界のエネルギー開発トレンドに基づく全く新しいコンセプトであり戦略的判断である。
Hanergyは世界トップの薄膜ソーラー技術によって、人類がモバイルエネルギー時代に突入し、エネルギー発生と利用の方法に革命をもたらすことを支援する。
Hanergyのリー・ヘジュン会長は基調演説の中で、人類は継続的な進歩を遂げ科学技術は発展を加速しており、従来のエネルギー構造とエネルギー利用の形態には破壊的な変革が起きていると指摘した。モバイルエネルギーはわれわれのエネルギー体系を激変させる可能性を秘めており、Hanergyは薄膜太陽エネルギーを通じて、世界規模のモバイルエネルギー時代を画す先導的な役割を担っていく。
モバイルエネルギーに関するリー・ヘジュン会長の考え方は、緑色植物が葉緑素を利用するのと同じように、人類が太陽エネルギーを直接利用できるという考え方に沿ったものである。柔軟性、軽量、優れた低光量性能などの最先端機能を備える薄膜ソーラー技術は、分散発電、モバイル3C製品、ウエアラブル機器、完全太陽電池式の自動車、太陽電池駆動の無人航空機、衛星など幅広い分野での応用範囲が広い。
モバイルエネルギーは分散発電技術に基づき、エネルギー貯蔵、モバイルインターネット、データトラッキング制御などの技術と一体化されており、高効率で安定したモバイルエネルギー供給を誰でも利用可能にする。
増大する環境保護の圧力や化石燃料の枯渇は、電気自動車とこの自動車を駆動するモバイルエネルギー・システムへの需要が高まる一因となる。高度にモバイルで柔軟な薄膜ソーラー技術はこの需要に応える最高のソリューションであり、中国経済の「ニューノーマル」段階における新しい成長の柱を形成する。
電気自動車は現在、40万台以上が世界市場に浸透しているが、その数は2020年には500万台から1000万台になると予測されている。Hanergyは薄膜技術を活用し完全太陽電池式の自動車を開発するために、海外3社と国内2社の自動車デザイン機関と提携している。ことし10月には3台から5台の新モデルが発表される予定である。計算上では、1トンの車両にHanergyの高効率ガリウムヒ素薄膜モジュールを組み込むと、この車両は1日平均4時間の太陽光で80キロから100キロを走行できる。ソーラーカー市場は極めて大きな可能性を秘めており、2020年には46GWに達すると予想されている。
もう1つの重要なモバイルエネルギー利用分野である電子機器市場では、スマートフォンが2020年には60億台を超えると予想されている。スマートフォン1台の電力消費は年間約4kWhである。60億台のスマートフォンの電力消費は全体で240億kWhを超える。タブレットコンピューターも計算に入れると、総電力消費は山峡ダム水力発電所の半年分のエネルギー出力にほぼ匹敵することになる。
Hanergyのモバイルエネルギー戦略を公開するなかで、同社は世界規模の薄膜ソーラー製品イノベーション・コンペも正式発表した。テーマに「Leading Thin-Film Solar & Creating a Mobile Energy Era(薄膜ソーラーのけん引とモバイルエネルギー時代の創出)」を掲げたこのコンペは、モバイルエネルギー時代における科学的イノベーションを刺激し、異分野間の協力を通じて薄膜技術の多様な応用を推進することを目的としている。
コンペには製品開発企業、研究機関、デザイナー、エンジニア、教師、デザイン科の学生をはじめ、デザインと独創性に関心と熱意がある誰もが参加できる。テーマは建築、輸送、エレクトロニクス、家庭利用、完全太陽電池式の自動車、その他の6業種を対象にする。応募者はこのテーマの中から選択し、応募したい複数の参加作品を提出できる。
Hanergyは世界のデザイン専門家の参加を促すために、たくさんの賞を用意した。コンペ最高賞Hanergy Dream Awardの受賞者には100万元が贈られる。さらに、コンペにはテーマごとに、Gold Award、Silver Award、Best Creativity Award、Best Charity Awardなどさまざまな賞がある。
参加者はコンペの公式ウェブサイトhttp://tfaward.hanergythinfilmpower.com で詳細を参照。