【ソウル2015年2月5日PRN】
*韓国トップの大学図書館がまぶしくなく、目に優しい有機EL(OLED)照明を採用
世界最大の有機EL照明パネル・メーカーのLG Chem(LG化学)は5日、国立ソウル大学(SNU)に新設された中央図書館の落成式で建造物設備として世界最大規模のOLED照明を公開した。
LG Chemは韓国の最高学府である国立ソウル大学(SNU)の冠岳図書館の読書灯に1100の有機EL照明パネルを納入した。
ソウル大学が図書館の読書灯にOLED照明を採用したのは、エネルギー効率に優れ、目に極めて優しいのがその理由。OLED照明はあらゆる照明器具の中で自然の太陽光にもっとも近く、眼精疲労を増大させる紫外線や視力障害の原因になりうるブルーライトも放出しない。
大学当局もOLED照明パネルを選択した。スリムで斬新なデザインが時代の先端を行く大学図書館の建築と同調するからである。OLED照明パネルは現在入手できる唯一の表面光源で、多様なデザインのアプリケーションにとって理想的である。
「図書館の施設としては照明がもっとも重要なファクターである。学生の目が疲れないようにすることがわれわれの望むところだ」と国立ソウル大学図書館の管理者の1人は語った。「OLED照明は心地よくシンプルなデザインを提供し、目を保護するので、図書館の学習エリアにとって最高の選択肢である。われわれがLG Chemの照明製品を選択したのは、同社がこの分野での技術をリードするからだ」
LG ChemのOLED照明事業担当副社長パク・スンソー氏は「国立ソウル大学図書館がOLED照明パネルを採用したことはOLEDの照明が優れていることが認められたことを示している。当社は3月に国立ソウル大学図書館に納入したのと同じ有機EL照明の商業的市場投入を計画している。それに加えて既にオンラインセールスを開始しているOLED照明用ランプ『Frame』 も一般市場で売り出す。これはOLED照明製品による新しい消費者体験を創出する当社の努力の一環である」と述べた。
SNU図書館に納入されたOLED照明パネルは320mm x 110mm、発光効率60lm/Wで耐久時間は4万時間。照明の明るさは300lxと850lxの間の調光操作で簡単に調整される。韓国イルミネーション規格では、読書時の標準の明るさは300lxから600lxである。
*ルックス(Lux 、lx):明るさの単位で、数値が大きければ明るさも増す。
OLED照明パネルの厚さは0.88ミリでアルミニウムの外殻を含んでも2.2ミリにすぎない。超薄型のデザインが可能である。
パク氏は「国立ソウル大学図書館の照明プロジェクトはOLED照明の世界的採用における試金石となる」と述べた。コンサルタントのUBIリサーチによると、OLED照明産業の売り上げは今後急速に増加し、2020年までに47億ドルとなることが見込まれている。
LG Chem は3月3日から6日まで東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開かれるライティング・フェア2015に参加する。同社は会期中、最新の先端的なOLED照明パネル製品の多くを公開する。
▽LG Chemについて
LG Chemは韓国・ソウルを拠点に全世界で多様な化学・材料関連事業を展開しており、世界最大の有機EL照明(OLED)パネル・メーカーでもある。9種の異なったモデルは2種の色温度(3000K/4000K)で入手可能で、高度の色彩レベル(CRI>90)を提供、同時に高輝度、高発光効率、長期耐用性を実現している。より詳しい情報は次のウェブサイトを参照:
Facebook page at www.facebook.com/lgoledlight.
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ソース:LG Chem