ソウル(韓国)、2024年11月2日 /PRNewswire/ -- 10月30日、韓国のバイオテクノロジー企業DX&VX(www.dxvx.com、KOSDAQ 180400、主要株主:イム・チョンユン)は、韓国初のARPA-Hプロジェクト「STOREx:Vxのワクチン反復要素排除のための備蓄技術」の共同研究機関に選出されたことを発表しました。この革新的な取り組みは、mRNAワクチンの常温・超長期保存を可能にするための材料および生産プロセスの確立を目指しています。DX&VXは、mRNAワクチン技術のゲノム完全性の検証を主導し、商業化に向けた重要なステップを担います。
米国のARPA-H構想をモデルとした韓国のARPA-Hプロジェクトは、韓国保健産業振興院(KHIDI)が管理し、革新を通じて主要な医療課題の解決を目指しています。本プロジェクトは、mRNAワクチンの超長期常温保存技術の進展に重点を置き、国の健康安全保障を強化するとともに、素早いパンデミック対応能力の向上を図ります。
浦項工科大学(POSTECH)のオ・スンス教授が主導する本プロジェクトは、複数の機関によるコンソーシアムで構成されており、DX&VX、高麗大学、光州科学技術院、梨花女子大学、ソウルアサン病院が参加しています。DX&VXは、この重要なワクチン保存技術の検証とその後の商業化において中心的な役割を果たします。
本プロジェクトは、5年間で総額85億ウォンの研究資金を確保しており、初期段階に15億ウォン、第2段階に50億ウォン、最終段階に20億ウォンが配分されています。
これまでにPOSTECHと共同で、脂質ナノ粒子(LNP)技術を含むmRNAワクチンの技術開発に取り組んできたDX&VXは、今後、mRNAワクチンの常温保存および超長期保存を実現するための技術に注力します。現行のmRNAワクチンは超低温での保存が必要で、保存期間も限られているため、これらの技術革新は流通の課題を緩和し、コスト削減を実現するとともに、自立した国民医療体制の構築を促進し、将来の健康危機におけるワクチン主権を確保することが期待されています。
「当社は、ゲノム完全性解析技術など精密医療分野で蓄積した専門知識を基に、このプロジェクトにおいて重要な役割を果たします。」とDX&VXのCEOであるケビン・クォン氏は述べました。「mRNAワクチンの常温・超長期保存技術および大量生産プロセス技術の開発は、既存のmRNAワクチン市場そのものを変えることができる、最も革新的な技術です。この技術を積極的に商業化し、国内ワクチンの開発を牽引するとともに、世界のmRNAワクチンプラットフォームの標準へと成長させていきます。」