深圳(中国), 2024年10月22日 /PRNewswire/ -- 国際送金の世界的リーダーであるTerraPay(テラペイ)は、Weixin(微信)エコシステムを通じた革新的な金融サービスで知られるTencent(テンセント)の国際決済プラットフォームであるTenpay Global(テンペイ・グローバル)との戦略的提携を発表しました。この連携により、中国の微信支付(Weixin Pay)ユーザへの直接の国際送金が可能になり、シームレスで安全かつ効率的な送金ソリューションを提供するというテラペイの取り組みが強化されます。
世界銀行によれば、世界全体の送金は2025年までに9,130億ドルに達すると予測されており、その大部分は発展途上国に向けられたものです。中国は、世界最大の送金受け取り国の1つであり、近年の受け取り額は推定530億ドルです。これにより、テラペイとテンペイ・グローバルは、微信支付のエコシステム内のインバウンド送金フローを活用できる大きなチャンスを得られます。
中国に家族や友人がいる多くの人にとって、母国に送金することは、処理時間が長かったり、デジタル決済オプションへのアクセスが限られていたりするなど、多くの困難を伴う作業になりがちです。テラペイとテンペイ・グローバルの提携は、これらの課題に対処することを目指しています。これにより、世界最先端のデジタル決済エコシステムの1つで、大切な人とつながりたいと考えている世界中の何百万人ものユーザに、高速で安全かつ使いやすいソリューションを提供できるようになります。
この統合により、テラペイの顧客のユーザは、10億人を超える中国の微信およびWeChatユーザに直接送金できるようになり、国境を越えてより高速で信頼性の高い取引を利用できるようになります。この提携により、デジタル決済の利便性が向上し、ユーザにとってシームレスな体験が保証されます。当社の調査によると、中国人の約82%が日常の取引にデジタル・ウォレットを使用しており、テラペイの戦略的動きはモバイル・ウォレットの普及と完全に一致しています。
この機会を捉えるために、テラペイは、5つの大手ウォレット運営者と協力して相互運用性協議会を設立しました。これは、参加ウォレットが、送金や加盟店の支払いなど、国境を越えた複数の取引タイプを相互接続し、相互運用できるようにするためものです。
「世界で最も活気のあるデジタル決済市場の1つである中国において、テンペイ・グローバルとの提携は私たちにとって非常に画期的な出来事です」とテラペイの創業者兼CEOであるAmbar Sur氏は述べています。「この連携により、私たちは、ユーザに直接かつ効率的に母国に送金できる手段を提供し、国境を越えたより深いつながりを育み、ウォレットの範囲を37億個以上に拡大できるようになります。さらに、今回の提携は、ウォレット・プロバイダーにとって非常にエキサイティングなタイミングで実現しました。当社は最近、ウォレットを使用した送金やマーチャント支払いなど、複数の越境取引タイプの相互運用性を推進するために、Wallet Interoperability Council(ウォレット相互運用性協議会)を立ち上げたばかりだからです。」
テンペイ・グローバル(SG)のCEOであるWenhui Yang氏は次のように補足しています。「世界中のパートナーとのオープンなコラボレーションを促進するという当社の取り組みは、国境を越えたデジタル決済ネットワークを構築する上で鍵となる要素です。効率的でシームレスな送金ソリューションを提供することで、私たちは世界的な接続性を強化し、どこにいても愛する人とつながりを保つことができるようにします。」
中国への送金経路は充実しており、主なルートには米国-中国、カナダ-中国、東南アジア-中国などがあります。海外駐在員や海外労働者が家族に送金することで推進されるこれらの経路は、テラペイとテンペイ・グローバルにとって重要な市場セグメントを表しています。
中国のデジタル決済環境が進化し続ける中、今回の提携により、テラペイは東南アジアでの強力なプレゼンスを足がかりに、中国への決済のスピードと利便性をさらに向上させることができます。テラペイとテンペイ・グローバルは協力して、母国への送金を単なる取引にはせず、国境を越えて家族やコミュニティをつなぐ架け橋にすることを目指します。
テラペイについて
テラペイは、世界30以上の市場で規制されている、最も広範な越境決済ネットワークの1つへ単一の接続口を提供し、世界的な資金移動を簡素化します。このプラットフォームにより、144か国以上の受取国、210か国以上の送金国、37億以上のモバイル・ウォレット、75億の銀行口座、120億以上のカードへの支払いが可能になります。テラペイは、国境のない金融世界を作り、資金移動を即時、信頼性、透明性、完全なコンプライアンスで実現することを使命としています。2014年に設立されたテラペイは、12か国以上で事業を展開し、世界規模で相互運用可能なデジタル・ウォレットのネットワークを構築し、遠隔地の市場に対しても金融包摂を推進しています。テラペイは、ロンドンに本社を置き、バンガロール、ドバイ、ボゴタ、ダルエスサラーム、カンパラ、シンガポールなどの都市にオフィスを構えています。IFC(世界銀行)、Prime Ventures(プライム・ベンチャーズ)、Partech Africa(パルテック・アフリカ)、Visa(ビザ)などの大手投資家の支援を受け、テラペイは世界中に急速な拡大を続けています。
テンペイ・グローバルについて
テンセントの越境決済プラットフォームであるテンペイ・グローバルは、企業や個人向けのシームレスな越境決済ソリューションへの玄関口的な存在です。国境を越えた消費、海外送金、海外との商取引など、同社はさまざまな顧客グループ向けにシナリオベースのサービスを提供しています。同社は、世界中のパートナーと協力し、世界の決済ネットワークと中国の微信のエコシステムの架け橋となるべく取り組んでいます。
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