リヤド(サウジアラビア), 2024年9月13日 /PRNewswire/ -- Saudi Data and AI Authority(サウジ・データAI庁、英文略称SDAIA)とマイクロソフトが、サウジアラビア王国の生成AI分野における継続的な協力関係を強化し、イノベーションを推進するための基本合意書(MoU)を締結しました。この合意は、リヤドのキング・アブドゥルアジーズ国際会議センターで開催された第3回グローバルAIサミット(GAIN 2024)のさなかに行われました。このサミットには、テクノロジーの分野で世界を代表する専門家や科学者が集まりました。
SDAIAの国立AIセンター(NCAI)のCEO、Yaser bin Mohammed Alonaizan博士とマイクロソフト・アラビアの社長であるTurki Badhris氏が署名されたこのMoUは、複数の重要な分野で両者が協力するための包括的な枠組みを確立することを目的としています。これには、アラビア語の大規模言語モデルに特に焦点を当て、生成AIのイノベーションを加速させることに特化した共同センター・オブ・エクセレンスの策定が含まれます。
この強化されたパートナーシップにより、SDAIAのアラビア語LLMである「ALLaM」もMicrosoft Azureで一般公開されます。堅牢でスケーラブルなAzureのインフラストラクチャ上でSDAIAが構築およびトレーニングしたこのモデルを利用すれば、政府機関やあらゆる規模の企業は、ALLaMの高度な機能を活用して独自のアラビア語AIアプリケーションを構築し、課題を克服し、運用を最適化し、顧客エンゲージメントを強化し、デジタル・トランスフォーメーションを加速できるようになります。
さらに、大規模言語モデルの著名な標準であるArabicMMLUによる評価で、ALLaMが主要なアラビア語モデルとして世界的に認知されたことをSDAIAは発表しました。
今回の提携には、SDAIAアカデミーと共同でMicrosoft AIアカデミーを設立することも含まれます。この取り組みは、世界的に認められた認定資格を地元の人材に提供するMicrosoft Azureプロフェッショナル認定資格プログラムや、イマジンカップ・コンペティションと提携してサウジアラビアの若者に国際大会への参加を奨励するAthka大学コンペティションなど、さまざまな共同プログラムを通じ、AIに関する国家能力を構築することを目的としています。
これらの取り組みは、サウジアラビアにおけるデータおよびAI環境の発展を先導するというSDAIAの継続的な努力に不可欠な要素となります。これらは、競争力のある国家能力を開発し、この分野で世界的リーダーとなってサウジアラビアの地位を強化するというSDAIAの強い姿勢を改めて示すものです。
写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2504058/SDAIA_Microsoft_Arabia.jpg?p=medium600