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Lao Holdingsが4億米ドルの投資資産でラオス政府を提訴

Lao Holdings N.V.
2012-08-15 17:47 3197

【ワシントン2012年8月15日PRN=共同JBN】Lao Holdings N.V.とその完全子会社Sanum Investments Limitedの両社は15日、ラオス人民民主共和国を相手取り、同国政府による4億米ドルの不法接収停止を提訴した。この提訴は、ラオス政府が外国投資の保護を約束して調印した協定に基づき世界銀行国際投資紛争解決センター(ICSID)によって取り扱われる。

Sanum Investments Limitedのジョディ・ジョルダール社長は「われわれはラオス人民民主主義共和国を信用して投資した。われわれは、ラオスの前首相が法の原則を順守すると言明した際に前首相を信用した。われわれは、ラオス国民に数千の雇用を創出した収益の上がる事業を設立した。われわれが成功すると、彼らはそれをわれわれから取り上げるために介入した。これは外国投資を強欲かつ搾取から保護するとのラオス政府の保証を破棄する明白なケースである」と語った。

これらの資産は、Sanum Investmentsが8500万米ドル余をラオスに直接投資したことによって形成された。ジョルダール社長によると、この投資は現在では、少なくとも4億米ドルの価値があるという。

Sanum Investmentsは、外国投資が地元当局者による法の原則の厳格な順守を通じて保護され、安全であると保証される安全かつ安定的な経済・法的な環境をラオス政府が保証したことに基づき、ラオス人民民主主義共和国に投資した。投資は約5年前に行われた。Sanum Investmentsは今回、ラオス政府がSanum Investmentsの投資を没収するため政府が行使できるあらゆる手段を使って同社を敵対している主張している。

政府の不正行為の一例は、ラオス政府の司法および税務当局が政府と有力なコネがあるラオス人ファミリーとその企業に、ラオスの首都ビエンチャン近郊のラオス・タイ両国にある「友好橋(Friendship Bridge No. 1)」のたもとにあるSanum Investmentsの重要な資産Thanaleng Slot Machine Clubを掌握することを許す措置を講じたことである。ジョルダール社長によると、Lao Holdingsはこの接収がこのまま許されれば、毎月180万米ドルを失うことになる。

ラオス人民民主主義共和国による不法行為は複数の協定に以下のように違反している。

  1. 文書化された保証および合意に反してこれらを守らず、Sanum Investmentsの事業に対して過去数年間にわたり2300万米ドルの税金および罰金を課した。
  2. 同社の投資を没収、競売にかける口実として、根拠のない租税権力を行使すると脅迫した。
  3. 48時間告知に基づいて地元ビジネスパートナーが起こした数百万ドルの訴訟の裁判にSanum Investmentsが応じることを強いたうえに、同社が反論するためにたった1時間しか与えなかった。
  4. 裁判の審問が終了せずかつ結果が発表される前に、ラオスの裁判所は前例のない500万米ドルの罰金を課しそれを強要した。
  5. 数億ドルの価値があるプロジェクトに関する多数の許諾および免許を正当な理由もなく、補償も支払わずに、恣意的に取り消した。

ジョルダール社長は「ラオス政府は外国からの直接投資を望んでおり、必要としている。彼らは世界貿易機関(WTO)のメンバーになりたがっている。彼らは国際的な法曹界で優良なメンバーになりたがっている。自国での法の原則を執行できない限り、これは実現しない。われわれが受けた扱いは、彼らが信頼できないことが明白であることを示している」と語った。

▽Sanum Investmentsについて

Sanum Investments Limitedは中国マカオを本拠とする投資・開発会社である。Sanum Investmentsはラオス人民民主共和国の開発プロジェクトを専門としているが、最近はマカオで多数のコンドミニアム開発に携わっている。

Sanum InvestmentsはサバンナケートのSavan Vegasを含めラオスにあるホテル・カジノ・プロジェクトのパートナーであり、マネジャーである。同社はまた同地域でその他多数の機会に投資もしている。

▽投資協定仲裁

投資協定仲裁は、世界中の3000以上の協定で提供される独立かつ公正なプロセスである。ラオス人民民主主義共和国は14の当該協定を締結し、その目的は地元政府が「公正かつ衡平な処遇」「完全な保護とセキュリティー」を外国投資家に提供することを投資家に保証することによって外国投資を奨励することである。これらの協定において、ラオス人民民主主義共和国はまた、正当な理由がなく、かつ公正な市場価値に基づく補償の迅速な支払いをせずに価値がある免許および許諾を取り消さないことを保証した。

世界銀行の独立機関である国際投資紛争解決センターは、Lao Holdingsのケースを取り扱う。Sanum Investmentsのケースは、適用協定に定められたように臨時仲裁機関で取り扱われる。両方の仲裁は3人の仲裁人によって構成され、仲裁人は違反した国に対して拘束力のある損害裁定を下す権限がある。

投資協定仲裁に関する詳細は以下のウェブサイトを参照。

http://icsid.worldbank.org/ICSID/ICSID/ICSIDOverview.jsp

追加文書:http://bit.ly/RdXu7N  

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ソース:Sanum Investments Limited

ソース: Sanum Investments Limited
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