【ソウル(韓国)2024年4月26日PR Newswire=共同通信JBN】韓国の大手バイオテクノロジー企業Onconic Therapeuticsは25日、韓国のMinistry of Food and Drug Safety(MFDS、食品医薬品安全処)が、成人のびらん性胃食道逆流症(GERD)の治療薬としてJAQBO(zastaprazan citrate)を承認したと発表しました。
JAQBOは、胃酸関連疾患の新たな標準治療薬として期待される次世代のカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)です。JAQBOは、プロトンポンプに競合的に直接結合し、胃酸の分泌を抑制します。この新しいメカニズムにより、胃内の酸性度に関係なく速やかに作用が発現し、症状を即座に緩和します。さらに、食物の影響を受けずに胃酸を長時間抑制することで、GERD治療に新たなパラダイムを提供する可能性もあります。
JAQBOのMFDS承認は、韓国の28施設で実施された第III相臨床試験を含む包括的な結果に基づいています。本試験では、JAQBOのびらん性食道炎に対する有効性が実証され、8週間投与後の治癒率は97.9%でした。こうした結果は、2023年10月の欧州消化器病週間(United European Gastroenterology Week)に発表されました。
Onconic Therapeuticsは、韓国の国民健康保険適用リスト収載後、今年中にJAQBOの上市を目指しています。JAQBOの国内販売は、Onconic Therapeuticsの親会社のJeil Pharmaceuticalが担当します。
JAQBOは2023年3月、大中華圏向けの開発・商品化権が、中国の大手プロトンポンプ阻害薬(PPI)販売会社Livzon Pharmaceutical Groupに契約額1億2750万ドルでライセンス供与されました。
Onconic Therapeuticsは、適応症を拡大することで消化管治療を強化し、患者転帰を改善するべく取り組んでいます。
▽Onconic Therapeuticsについて
Onconic Therapeuticsは、新薬開発における韓国のリーダーです。Onconic Therapeuticsは、革新的研究と卓越した臨床を重視し、患者転帰の改善とがんや消化器疾患向けの質の高いヘルスケアソリューションの提供に力を尽くしています。
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ソース:Onconic Therapeutics