SKケミカル、Dongsung Chemical、Black Yakが持続可能なフットウエアの商品化で提携

＊高弾性バイオマスベース素材でクッション性に革命をもたらす

＊国内産業が、性能にとどまらず、アウトドア産業の持続可能性を促すために結束

【城南（韓国）2024年4月19日PR Newswire＝共同通信JBN】SKケミカル（SK chemicals、Ahn Jae-hyun最高経営責任者（CEO））、Dongsung Chemical（Baek Jin-woo、Lee Man-woo共同CEO）、BYN Black Yak（Kang Tae-sun会長、以下、Black Yak）は18日、天然由来素材「ECOTRION」を使用した持続可能なフットウエア素材を開発し、Black Yakの「Trekking Shoes 343 MAX」に採用したと発表しました。

今春、新商品として発売された本トレッキングシューズは、アウトドアアクティビティーに求められる高い機能性と、温室効果ガス排出の少ない環境配慮素材を求めるバリュー消費のトレンドの両方を満たす商品として、消費者を魅了しています。

3社は、1年がかりで本製品を共同開発しました。SKケミカルは100％バイオベースのポリオール「ECOTRION」のサプライヤーで、Dongsung Chemicalはこれを原料としたフットウエア用のバイオポリウレタン樹脂「NEOPAN（R）」を開発しました。Black Yakはこの素材を活用し、ミッドソールのヒールサポート層に採用して足首や膝関節への負荷を最小限に抑える「Foot Pillow Cushioning Foam（フットピロー・クッショニングフォーム）」を製造しました。

トレッキングシューズのミッドソールは、シューズの重量を決めるとともに、機能性を提供する車のサスペンションのような役割を果たす重要部品です。クッション性が重要なのは、ミッドソールは身体への衝撃を吸収し、悪路でも安全に歩行できるようにしなければならないからです。

Dongsung Chemicalのフットウエア用バイオポリウレタン樹脂「NEOPAN」は、既存のポリウレタン樹脂の高い弾性と柔軟性を維持しつつ、バイオ由来の原料を使用して、「Foot Pillow Cushioning Foam」の衝撃吸収機能を提供します。

NEOPANに採用されているECOTRIONは、従来の石油化学原料に比べ温室効果ガス排出量を約40％削減する原料を使用した、環境配慮素材です。リサイクルが困難なスパンデックス、人工皮革、ウレタン弾性素材の製造に利用されています。ECOTRIONは、石油化学原料に比べ化学構造中の炭素原子が1個少ないため、らせん状のポリマー構造となり、バネのような弾性復元力の高い製品を作ることができます。

SKケミカルのKim Eung-sooグリーン素材事業本部長は「バイオ素材は、再生プラスチックと共に、石油化学素材に代わる有望な選択肢の1つです。当社は、バイオ素材で持続可能なトレンドをリードしている大手ブランドに注目し、PO3Gの持続可能性と機能性を積極的にアピールしていく予定です」と語っています。