【上海2024年4月15日PR Newswire=共同通信JBN】第89回中国国際医療機器展(CMEF)(China International Medical Equipment Fair)は、150カ国以上から20万人を超える来場者が集まる、大変な盛況ぶりでした。業界の著名企業はこの機会を捉え、業界チェーンのあらゆる側面をカバーする最先端の製品と包括的なソリューションを展示しました。本展示会は、コラボレーション、イノベーション、探求のためのダイナミックなプラットフォームとして機能し、世界の医療機器貿易を大きく後押ししました。
CMEFは40年以上をかけて、イノベーションの展示、商取引、知識交換を特徴とする医療機器業界向けの多面的展示会に成長してきました。現在では、先進的な医療技術や製品の発表、宣伝の重要プラットフォームとなっています。
今年の展示会では、5000社近い著名グローバル企業が主力製品を展示しました。新たなトレンドや展望を探るため、多様なカテゴリーが設けられました。主なカテゴリーは以下の通りです。
* 医療ロボット:今年は、胸部、腹部、骨盤部を対象とする複雑な手術での臨床使用が承認された4アーム・ロボット手術システムなど、複数の中国国産の新製品が展示されました。
* ハイエンド医療機器:多彩な革新的機器が展示されました。例えば、画像処理チェーン全体にわたる技術を備えたapexプラットフォームは、画像処理の課題への対応を支援する効率的で楽なワークフローモデルを提供します。
* AIを活用した医療のデジタル化:人工知能、ビッグデータ分析、機械学習などの技術を統合し、医療診断と治療により豊かな知見とインテリジェントな意思決定支援を提供する企業が増えています。例えば、胸部CT AIソリューションは、胸部CT画像の解析にAIの力を借りてプロセスを効率化し、医師の効率と診断精度を高めます。
今年のCMEFは世界パーキンソン病デーに当たる4月11日に開幕し、本疾患の診断と治療に新たな地平を広げました。例えば、シーメンスは最新のイノベーション「MAGNETOM Cima.X」を発表しました。200T/m/sで2001mT/mを特徴とするGemini Gradientsにより、比類のないホールボディー性能を発揮します。GEヘルスケアも、光子収集効率を60%向上させ、臨床医が高精細で低線量の画像を超高ユニット感度で撮ることができるようにした、ハイエンド・全デジタルPET/CT製品を展示しました。これは、パーキンソン病の早期診断や認知機能障害の評価に役立ちます。
2023年の中国の医療機器部門の貿易成長率は平均9.34%で、輸出は8.21%、輸入は10.79%増加しました。医療機器と体外診断製品の輸入額は、輸出額を上回りました。国務院は3月13日、消費財の大規模な設備アップグレードと下取りの新ラウンドを正式に開始しました。この取り組みは、対象となる医療機関が医療機器のアップグレードやトランスフォーメーションを加速するよう促す必要性を強調しています。
CMEFは、貿易協力のためのグローバルプラットフォームとして、国際交流を可能にし、国境を越えた貿易を促し、多様な部門での多国間協力を支援しています。30以上の国と地域から参加者を集め、技術・貿易交流を促し、企業がグローバル市場にアクセスできるよう支援しています。次回の展示会は、2024年10月12日から15日まで、深センで開催される予定です。