北京、2024年4月2日 /PRNewswire/ -- COVID-19のパンデミックが終息を迎え、中国とヨーロッパがあらゆるレベルで交流と対話を再開している中、ドイツの高校、ブルク・ギムナジウムの中国語合唱部の生徒と教師のグループが3月、中国との文化交流を再開しました。
中国の最高指導者、習近平の夫人である彭麗媛氏は木曜日、北京で彼らを暖かく迎えました。彭氏は、彼らの過去数年間の学習と経験について話を聞くと、中国語の上達ぶりを称賛し、帰国後は中国での経験や感じたことを家族や友人と共有し、新世代の中独友好の特使となってほしいと激励しました。
また、歌を通じて中国語の新たな世界を解き放ち、中国文化の魅力を体験してもらうために音楽をこれからも活用してほしい、と生徒たちに言いました。
彭氏とブルク・ギムナジウムの交流
彭氏と合唱部およびブルク・ギムナジウムとの関わりは、習近平がドイツを公式訪問した2014年に、彼女が同校の中国語クラスに参加したことに遡ります。
同校は、1994年から中国語コースを開講しています。2014年の訪問の際、生徒たちは北京語をもっとうまく発音する方法を彭氏に尋ねました。彼女は、中国語の歌を歌ってはどうかと勧めました。
2年後、彭氏は北京で同校の教師と生徒に再会します。COVID-19のパンデミックが世界で猛威を振るっていた2021年、彼女は学生と教師に手紙を書き、パンデミックが終わったら交流と研究のために中国を訪れ、中国とドイツの両国民、特に若者たちの友好関係の強化に貢献してもらえないかと呼びかけました。
2014年の設立以来、同校の合唱部は中国とドイツの重要な外交行事に頻繁に登場し、中国語による演奏を多数行ってきました。
木曜日の会合で、彭氏は合唱部を称え、過去10年間、彼らが歌を通じて友情を伝え、実りある成果をもたらしたことを祝福しました。合唱部が今後も両国間の文化交流の架け橋となってくれれば、という期待を同氏は表明しました。
中国とドイツの強い絆
1972年に中国とドイツが国交を樹立して以来、教育、科学技術、文化、メディア、若者、女性など幅広い分野で、両国は文化交流を進めてきました。
中国とドイツは1979年、文化交流協定を締結します。それ以来、文化的接触、芸術的博覧会、商業的パフォーマンスにおいて頻繁な活動が行われています。
例えば、中国文化センターは2008年にベルリンにオープンし、交流と相互理解の窓口を提供しています。2012年、中国とドイツは「中国-EUハイレベル人的交流対話機構(China-EU High-level People-to-people Exchange and Dialogue Mechanism)」の設立に合意しました。2012~2013年の「中国文化年」には、ドイツの40以上の都市で文化活動が行われました。
さらに、2013年と2014年は「中独言語年」、2016年は「中独青少年交流年」と呼ばれています。2016年には、ハイレベルの文化交流機構が中国とドイツの間で正式に設立されました。