【上海2024年3月19日PR Newswire＝共同通信JBN】3月15日、「Explore China Your Way with UnionPay：China UnionPay Payment Service Optimization - Project Excellence 2024（UnionPay（銀聯）で自分らしく中国を探索：China UnionPay（中国銀聯）決済サービス最適化 - プロジェクト・エクセレンス2024）」の開始式典が上海で開催されました。中国人民銀行（PBOC）中国共産党（CPC）委員会委員でPBOC副総裁のZhang Qingsong氏と上海市副市長のXie Dong氏が式典に出席し、挨拶を述べました。このイベントには、上海市人民政府副書記長のWang Ping氏、PBOC上海総部副局長であるJin Penghui氏とLiu Xingya氏、PBOC支払決済局・副局長のWang Sheng氏、ならびに、Dong Junfeng氏、Shao Fujun会長、Cai Jianbo総裁を含むChina UnionPay（中国銀聯）経営陣が出席しました。その他の聴衆には、上海市当局、中国の大手商業銀行、アクワイアラー、加盟店、海外規制当局、国際パートナー、その他の世界的なカードスキームの代表者が含まれました。
中国国務院は最近、中国における決済サービスをさらに最適化するための指針を公表しました。この文書は、決済サービスのボトルネックに対処し、さまざまなユーザーグループの決済の好みに合わせて多層的で多様な決済サービスシステムを改善することを目的としています。この指針の公表は、中央政府が決済業界やサービスの発展に与えた重要性を十分に示しており、業界の将来の成長へのロードマップとして機能します。これは、さまざまな決済オプションが並行して発展し、相互に補完し合う決済サービスシステムを構築し、決済業界の高品質の発展を促進するための包摂的で便利な決済環境を構築するために不可欠です。
指針で定められた要件を完全に実施するために、China UnionPay（中国銀聯）は率先してProject Excellence 2024を立ち上げ、高齢者や訪中外国人旅行者の決済の利便性を高めるキャンペーンに全面的に参加しました。中国全土のあらゆるユースケースに完全なソリューションを提供することを目標に、Project Excellence 2024は業界参加者によって共同で実施され、共同で資金提供されます。具体的には、China UnionPay（中国銀聯）が主導し、主要都市やユースケースにおける受付端末のアップグレード、看板の設置、宣伝などに重点的に30億元を投入します。同時に、特定分野の政府当局の主導で、UnionPay（銀聯）は他の業界関係者がリソースを共有することを促します。この取り組みは、全国の主要41都市と、飲食（F&B）、宿泊、交通、観光、ショッピング、エンターテインメント、ヘルスケア、教育の8つの主要カテゴリーにおける26の高頻度のユースケースを網羅します。カード、QRコード、OEM支払い製品、現金引き出しを含む包括的な支払いソリューションを提供することで、この取り組みは、モバイル、カード、および現金決済の開発を補完しながら並行して推進していきます。Project Excellence 2024は上海で始まり、「Explore China Your Way with UnionPay」をテーマに、年間を通してマーケティングキャンペーンを実施し、より多くの割引とオプション、そしてより良い体験を提供することを目指します。
イベント中、PBOC副総裁のZhang Qingsong氏は、近年の中国におけるモバイル決済の急速な発展と普及の加速は、取引コストの削減と金融包摂性の促進において極めて重要であると述べました。しかし、高齢者層の情報格差や訪中外国人旅行者に対する障壁など、新たな課題も浮上しています。中央政府による決定と取り決めを実行するため、PBOCは国務院のガイドラインに沿った一連の措置を導入するための専門作業部会を迅速に設置しました。同氏は、China UnionPay（中国銀聯）が他の当事者とリソースを共有するための迅速な行動を認め、すべての企業が相乗効果を強化し、決済の利便性を高めるという実質的な成果を達成するために必要なリソースを提供することを奨励しています。インバウンド旅行者の主要デスティネーションの1つである上海は、中国国際輸入博覧会（China International Import Expo、CIIE）の支援において貴重な経験を積んできました。Zhang氏は、市が今後も決済の利便性向上を目的としたさらなる施策を効果的に実施する好例を示していくことを期待しています。PBOCは関係者と協力し、決済のユースケースの開発を進め、欠点や弱点に対処する取り組みを調整します。これにより、決済サービスがより心温まる、より広範にわたるものになり、中国の高水準な開放、中国におけるビジネス環境の最適化、国民の幸福感と獲得感の向上に貢献します。
上海市のXie Dong副市長は、決済は経済と金融の基盤であり、人々の生活の促進、ビジネス環境の最適化、および繁栄する消費市場の構築に重要な役割を果たしていると述べました。PBOCは、決済業界のすべての関係者に対し、多層的で広範な受け入れネットワークを確立するよう指導しており、これにより中国が決済サービスの世界的リーダーになることが可能になります。上海はカードベースの取引で世界最大の決済センターであり、China UnionPay（中国銀聯）は、業界チェーンの上流および下流で多数の企業を引き付け、クラスターを形成しています。上海は毎年多くの海外からの訪問者を受け入れ、また中国で最も早く高齢化社会の時代に突入した都市でもあることから、Project Excellence 2024の最初の目的地として上海を選んだことには特別な重要性があります。Xie氏は、Project Excellenceによって、特に高齢者や海外旅行者が、受け入れられ歓迎されていると感じるようになり、上海の決済サービスはより使いやすいものになると考えています。上海市政府はこのプロジェクトを全面的に支援する予定で、デジタル格差を解消し、多層かつ多様化した決済サービスシステムを改善するShanghai Solutionの開発を目指し、国務院指針に挙げられた要件を実装するためにPBOCを含むすべての関係者と協力する用意ができています。すべての関係者が協力して、ビジネス環境の最適化と質の高い社会的・経済的開発に寄与できます。
China UnionPay（中国銀聯）のDong Junfeng氏は、決済サービスの最適化は国家政策であり、業界関係者全員の共通の責任であると指摘しました。China UnionPay（中国銀聯）は、カードスキームとして極めて重要な役割を果たすことで、中央政府による戦略的決定とPBOCの業務取り決めを実行してきました。同氏は、Project Excellence 2024を通じて、China UnionPay（中国銀聯）が他の業界関係者にリソースを提供するよう促し、カード、モバイル、および現金決済の並行的かつ補完的な開発を促進し、顧客の決済ツールを選択する権利を尊重しサポートできることを期待しています。Project Excellence 2024は、決済業界のさまざまなつながりを結び付ける主要な取り組みであると同時に、中国国内外の地域における決済業界全体の合意と調整を求める体系的な取り組みでもあります。China UnionPay（中国銀聯）はPBOCと地方政府の指導の下、中国本土内外の銀行、China UMS、アクワイアラーと連携し、中国全土のあらゆるユースケースで完全なソリューションを広範囲に利用できるよう努めます。さらに、UnionPay（銀聯）は銀行および決済機関との連携を強化し、決済コードの相互運用性を促進し、中国の決済機関とのパートナーシップを強化し、他の国際カードスキームとの協議をさらに進め、便利でオープンかつ包摂的な決済エコシステムを共同で確立していきます。最終的には、UnionPay（銀聯）製品はあらゆるユースケースで使いやすくなり、高齢者や訪中外国人旅行者に優れた体験、より多くのオプション、より高い価値を提供していきます。
式典中、China UnionPay（中国銀聯）は、国際カード発行、海外電子ウォレット、中国での受け入れを含む29の事業成果を発表しました。その中には、300万枚のUnionPay（銀聯）カードを発行するための、フィリピン、オーストラリア、パキスタンのパートナーとの協定署名も含まれていました。現在、香港特別行政区（SAR）のイオン、シンガポールのOCBC、ベトナムのLPB電子ウォレットを含む10の主要ウォレットがUnionPay（銀聯）QR決済をサポートしており、これは6000万人の潜在顧客を網羅していると推定されています。Meituan（美団）、Trip.com、Pinduoduo、JD.com、Shouqianbaなど、10社を超える有名なオンラインおよび実店舗が、国際的なUnionPay（銀聯）決済製品を受け入れています。香港とマカオの本土行きの車両は、広東省の複数の駐車場と料金所でシームレスな決済を利用できます。
イベントで、UnionPay（銀聯）は、訪中外国人旅行者により使いやすいクロスボーダー決済サービスを提供するために、Ctrip Financial ServicesおよびChina Tourism Groupとの協力協定も締結しました。これら2つの協業は、中国へのインバウンド旅行者向けのサービスを共同で向上させる、決済部門と観光部門の間の緊密なパートナーシップを示しています。これらは関連業界の協力の成果でもあります。これらの旅行者を対象としたテーマ別のマーケティングキャンペーンも、Project Excellence 2024と並行して開始されており、査証センター、航空会社、オンライン旅行代理店、および、上海、広東、浙江、深センなど複数地域の10万を超す加盟店で利用可能です。韓国、タイ、カザフスタンなどの国の約20社の発行会社が、中国でUnionPay（銀聯）カードを利用するカード所有者に最大12%のキャッシュバックを提供します。さらに、中国本土の人気のデスティネーションを特集したUnionPay（銀聯）のTravel Mate Asia（トラベルメイトアジア）カードもアップグレードされます。新しい一連のカード発行プログラムは、より多くのデスティネーションをカバーし、よりエキサイティングな特典を提供します。
中国の主要な金融インフラストラクチャーであり、世界の主要なカードスキームの1つとして、China UnionPay（中国銀聯）は常に「Payment for the People（人々のための決済）」という初志を堅持し、他の業界利害関係者との連携を強化してきました。China UnionPay（中国銀聯）は、場所、車両、モードに関係なく、あらゆる種類の支払いを網羅する包括的なソリューションにより、高齢者や訪中外国人旅行者などのグループの支払いを容易にし続けています。China UnionPay（中国銀聯）は、カード受け入れやATMでの現金引き出しなどのサービスを改善する一方で、UnionPay（銀聯）アプリの高齢者に配慮したバージョンを展開し、高齢者がデジタル決済時代によってもたらされる恩恵を享受できるようにしました。さらに、UnionPay（銀聯）は中国本土以外で2億3000万枚を超えるカードを発行し、UnionPay（銀聯）を利用した電子ウォレットを約200個立ち上げ、受け入れネットワークを183カ国・地域に拡張し、UnionPay（銀聯）を、世界中のカード所有者の日常生活や仕事にサービスを提供するグローバルな決済ソリューションに変えました。
今後、China UnionPay（中国銀聯）はすべての業界関係者と協力してProject Excellenceの実施を強化し、より多くの主要都市や主要なユースケースで大幅な前進を達成することを約束します。
