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BioVaxysが旧IMV Inc.の知的財産、免疫治療プラットフォーム技術、臨床段階の資産の全てを取得

BioVaxys Technology Corp.
2024-02-14 16:29 840

バンクーバー(カナダ・ブリティッシュコロンビア州), 2024年2月14日 /PRNewswire/ -- BioVaxys Technology Corp.(CSE: BIOV)(FRA: 5LB)(OTCQB: BVAXF)(「BioVaxys」または「同社」) は、カナダのバイオテクノロジー企業IMV Inc.、Immunovaccine Technologies Inc.、IMV USA(「IMV」)が開発した 免疫教育プラットフォーム技術DPX(TM)をベースとする腫瘍、感染症、抗原減感作、その他免疫学分野の発見、前臨床および臨床開発段階の資産ポートフォリオ全てを取得する、2024年2月11日付の最終的な資産購入契約を実行したと発表しました。BioVaxysは、IMVが会社債権者整理法(R.S.C. 1985, c. C-36, as amended)(「CCAA」)に基づきカナダで開始した手続を通じて、Horizon Technology Finance Corporation(NASDAQ: HRZN)およびIMVの他の有担保債権者がIMVの知的財産を担保権者のクレジット・ビッドにより取得する目的でつくった買収ビークルHIMV, LLCから、広範な技術ポートフォリオを取得しました。 

Monroe Capitalの関連会社Horizon Technology Finance Corporationは、テクノロジー、ライフサイエンス、ヘルスケア情報・サービス、サステナビリティー業界の企業に有担保ローンの形で資金を提供する大手専門金融会社です。Horizonはコネティカット州ファーミントンに本社を構え、カリフォルニア州プレザントンに地域オフィスを置き、全米各地に投資専門家を配置しています。

主な取引要素には、75万米ドルの契約一時金、さまざまな臨床開発および薬事規制上のマイルストーン支払い、ライセンス収入の15%相当分、製品売上高に対する6%の売上総利益ロイヤリティー(将来の売上総利益ロイヤリティーは、2500万米ドルの現金一括払いで取消・消滅可能)、取引終了直前の20営業日の普通株式の出来高加重平均価格と等しい1株当たりの価格で算定し、4カ月と1日の保有期間が必要となる、見なし価値25万米ドルのBioVaxysの普通株式が含まれます。HIMVには、BioVaxys取締役会のオブザーバー任命権も与えられます。

BioVaxysが手に入れたDPX(TM)抗原送達プラットフォームは、特異的、協調的、持続的な抗腫瘍免疫反応を刺激し、固形がんや血液がん患者の生活を改善するよう設計されています。DPX(TM)は、複数の核酸/mRNA、タンパク質、ペプチド、ウイルス様粒子、自然免疫活性化因子、低分子など幅広い生物活性分子を単一製剤にパッケージし、樹状細胞や抗原提示細胞(APC)に「供給」して特異的免疫反応を刺激することができます。

本取引は、進行がんで一般的に過剰発現するがん抗原、サバイビンの抗原ペプチドを送達するDPX(TM)製がんワクチン、マベロペピムート-S(MVP-S)を追加することで、BioVaxysの既存のがんワクチンポートフォリオを補完します。MVP-Sは、自然免疫活性化因子や万能CD4 T細胞ヘルパーペプチドも送達します。これらの要素は、抗原提示細胞の成熟を促進し、CD8 T細胞のエフェクターおよびメモリー機能を強力に活性化します。マベロペピムート-Sは最近、進行性の再発または難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)およびプラチナ製剤抵抗性卵巣がんを対象とした第IIB相臨床試験が行われ、膀胱がんや乳がんを対象とした臨床評価も行われています。先行臨床研究におけるMVP-S治療の忍容性は高く、複数のがん症例で良好な臨床転帰がみられただけでなく、サバイビン特異的抗腫瘍免疫反応のピンポイントかつ持続的な活性化も示されました。直近では、再発性の上皮性卵巣がん、卵管がん、腹膜がんの患者を対象に、MVP-Sと低用量シクロホスファミドの断続的投与の併用療法を評価するために設計された第1b/2相・多施設共同試験に関するデータが、米国婦人科腫瘍学会(SGO)の2023年女性がん年次総会(2023 SGO Annual Meeting on Women's Cancer)でIMVから発表されました。試験結果により、プラチナ製剤感受性やBRCA遺伝子変異の有無にかかわらず、再発性卵巣がん患者に臨床的有益性があることが示されました。

DPX(TM)製剤は、がん免疫療法に限定されるものではありません。そのユニークな搬送能力と非循環脂質送達により、DPX(TM)には改良型mRNAワクチン、多価ウイルスワクチン、アレルギーや免疫系疾患に対する免疫反応減感作ワクチンなどを開発できる可能性があります。IMVによる先行臨床研究で、DPX-RSV製剤、DPX(TM)-rHA/DPX-FLUインフルエンザワクチン、進行性転移性膀胱がんやその他特定の感染症用のDPX(TM)パッケージ化サバイビン/MAGE-Agの概念実証と優れた免疫反応が裏付けられています。

BioVaxysは本取引を通じて、マベロペピムート-S、DPX(TM)およびその免疫系関連疾患への使用に関する100件を超える関連国際出願、関連商標、その他の知的財産付きで、25の異なる特許ファミリーと特許出願、またはそのいずれかを取得しました。本取引により、BioVaxysは、ウィスコンシン州を拠点とするSpayVac for Wildlife Inc.との間で、BioVaxysが取得した技術を使った動物用ワクチン製品の販売に関するロイヤリティーを伴うライセンスおよび供給契約を、ペットおよび家畜用の医薬品および予防接種の世界最大手ファイザー(Pfizer)の動物用医薬品スピンアウト企業Zoetis Inc.との間で、BioVaxysが取得した技術を使ったさまざまな動物用健康製品の開発および販売に関するマイルストーン支払いおよびロイヤリティーを伴うライセンス契約を、ドイツの製薬会社メルク(Merck KGaA)との間ではサバイビンタンパク質に関するライセンス契約を締結することにもなりました。サバイビンはほとんどのがんで発現頻度が高く、臨床転帰の悪化と関連しています。がん細胞内でのサバイビンの発現は正常組織内とは差異があり、多くの細胞経路でノードタンパク質の役割を果たしているサバイビンは、がん治療の重要な標的となっています。

BioVaxysのKenneth Kovan社長兼最高執行責任者(COO)は「これはBiovaxysにとって非常に画期的な取引で、当社の『新抗原』腫瘍細胞作成プラットフォームHapTenix(C)をベースとする既存の個別化免疫療法ワクチンや、卵巣がんワクチン候補BVX-0918との相乗効果が期待できます。DPX(TM)プラットフォームとマベロペピムート-Sを既存の臨床パイプラインに加えることで、BioVaxysはすぐさま卵巣がんの主要プレーヤーの地位に立ち、進行性の再発または難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、膀胱がん、乳がんにもパイプラインを拡大できるようになります」とした上で、「当社は、DPX(TM)プラットフォームに大きな商業的可能性を見出しており、それが本取引の大きな推進力でした。BioVaxysにとって、DPX(TM)のパッケージ可能な抗原の範囲と搬送能力は、多価ワクチンやmRNAワクチンの分野など複数の開発パートナーシップを収益化し、当社の免疫治療パイプラインを拡充、新規DPX(TM)製剤由来のBioVaxysの新たな知的財産(IP)を半永久的に生み出してくれるチャンスです。私たちは、DPX(TM)がBioVaxysだけでなく、事業開発パートナーシップを通じて他の多くの企業の新しい免疫治療薬を可能にしてくれると想定しています」と付け加えました。

BiovaxysのJames Passin最高経営責任者(CEO)は「旧IMV Inc.が完成させた卓越した科学的研究を引き続き推進していけるのは光栄です。本取引に対し、投資家の皆様から圧倒的支持をいただいたことで、当社が獲得した抗原パッケージングおよび提示技術は、BioVaxysをがん免疫療法の世界的リーダーの地位につけてくれ、アレルギーの減感作やmRNAなど他の重要分野でもさらなる成長の可能性をもたらしてくれるとの確信が一層強まりました」と語っています。

本取引は、10日以内に完全に完了すると予想されています。

BioVaxys Technology Corp.について

カナダのブリティッシュコロンビア州に登記されているバイオ医薬品企業BioVaxys Technology Corp.(www.biovaxys.com )は、DPX(TM)免疫教育技術プラットフォームとHapTenix(C)「新抗原」腫瘍細胞作成プラットフォームを基盤として、がん、感染症、抗原減感作、その他免疫学分野の治療用の新規免疫療法で患者の生活改善に注力している臨床期バイオ医薬品企業です。同社の臨床段階のパイプラインには、進行性の再発または難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)およびプラチナ製剤抵抗性卵巣がんを対象とした第II相臨床開発段階にあるマベロペピムート-Sや、独自のHapTenix(C)「新抗原」腫瘍細胞作成プラットフォームを用いた個別化免疫療法ワクチンで、難治性末期卵巣がんを対象にスペインで間もなく第I相臨床試験に入るBVX-0918があります。

同社はまた、腫瘍免疫学のノウハウと、個別化免疫療法ワクチン接種後のTリンパ球のユニークなライブラリーやその他のデータセットを活用し、予測アルゴリズムやその他の技術も活用して、新たな標的となる腫瘍抗原を同定しています。

BioVaxysの普通株式はカナダ証券取引所(CSE)に「BIOV」の銘柄コードで上場され、フランクフルト証券取引所(FRA:5LB)および米国(OTCQB:BVAXF)でも取引されています。詳細については、www.biovaxys.com にアクセスし、XやLinkedInで当社とつながってください。

取締役会を代表して

「James Passin」の署名

James Passin, CEO

+1 646 452 7054

 

将来の見通しに関する記述についての注意事項

本プレスリリースには、1995年米私募証券訴訟改革法をはじめとして、適用されるカナダおよび米国の証券取引法令の意味するところの「将来の見通しに関する情報」や「将来の見通しに関する記述」(総称して「将来の見通しに関する記述」)がいくつか含まれています。歴史的事実に関する記述を除き、ここに含まれる全ての記述(当社の将来の営業または財務業績に関する記述を含むが、これに限定されない)は、将来の見通しに関する記述です。将来の見通しに関する記述は、「期待される」「予想される」「信じる」「つもりである」「見積もる」「潜在的な」「可能性がある」といった言葉や、出来事、状況、結果などが起こる、あるいは達成される「だろう」「かもしれない」「可能性がある」「はずだ」などの記述によって識別されることが多いですが、常にそうだというわけではありません。このような記述が正確であることが証明される保証はなく、実際の結果や将来の出来事は、そうした将来見通しに関する記述で明示または暗示されているものと大きく異なる可能性があります。

これらの将来の見通しに関する記述は、当該記述の作成日における信念、意見、予測を反映しており、BioVaxysがワクチンの開発および試験に成功するという仮定を中心とする多くの仮定および推定に基づいており、これらは、当社にとっては合理的だと考えられるものの、もともと重大な事業、経済、競争、政治、社会的な不確実性および偶発事象によって左右されるもので、これにはBioVaxysのワクチンに効果があることが証明されないリスクと必要な規制当局の承認を得られないリスク、またはそのいずれかも含まれますが、これに限定はされません。BioVaxysの事業に関しても、臨床試験資金を調達するための追加資金の必要性、当社の事業実績の不足、新薬の販売承認に必要な長く複雑で資金のかかる臨床試験および規制当局の承認プロセスを完了できるかどうかの不確実性、当社の自己細胞ワクチン免疫療法の開発が安全で効果的な製品を生み出せるまで進められるかどうか、それがうまくいったとしても、そのワクチン製品が商業的に受け入れられ利益を上げられるかどうかの不確実性、開発段階のバイオ医薬品事業が一般的に遭遇する費用、遅延、不確実性および合併症、製品および技術に対する権利を保護するためのライセンス契約に基づく金融および開発義務、新たな知的財産権の取得と保護、第三者の権利侵害や第三者による製造への依存の回避など、当社のバイオテクノロジー製品の開発に影響を及ぼす可能性のあるリスクは数多く存在します。

当社は、法律で義務付けられている場合を除き、将来の見通しに関する信念、意見、予測、その他の要因が変わった場合でも、それらを更新する義務は一切負いません。

投資家の皆さまには、SEDAR(www.sedar.com )で入手可能なBioVaxysの継続開示書類および監査済み年次連結決算報告書をお読みになることをお勧めします。

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ソース: BioVaxys Technology Corp.