【ダッカ(バングラデシュ)2024年1月30日PR Newswire=共同通信JBN】バングラデシュのアグリテック新興企業のパイオニア Agroshiftは、投資家の信頼を得ながら、農業サプライチェーンに革命を起こしつつ大きな前進を続けています。バングラデシュの生産者と消費者をつなぐオムニチャネルのアグリコマース・プラットフォームであるAgroshiftは、マイクロフルフィルメント流通と組み込み型トレード・ファイナンスを通じて、より公正な価格設定、市場アクセスの向上、買い手にとってより低価格で品質、利便性の高い商品の提供を目指しています。
Agroshiftは2022年10月、当時バングラデシュ最大のプレシードラウンドで180万米ドルを調達し、 ADBベンチャーズ(ADB Ventures)のような投資家が同社のモデルとミッションの計り知れない将来性に惹かれて追随したことで、歴史に名を刻みました。
農家に力を与え、農業サプライチェーンを変革する
2022年、Qazi Bouland、Rameez Hoque、Diptha Sahaの各氏によって設立されたAgroshiftは、物理的(フィジカル)なサプライチェーンインフラと、需要集約、調達の透明性、配送の効率化のための組み込み型デジタルツールを融合させた、独自の「フィジタル」プラットフォームを構築しました。この新興企業は、農家、商人、加工業者から成るサプライヤーネットワークから、農産物、日用品、生鮮食品を中心とする食料雑貨を低・中所得消費者に供給しています。Agroshiftは、「市場開拓」戦略として、大手既存企業が十分にサービスを提供していない大きな2つの未開拓消費者層、すなわち、主に労働者向けの既製服(RMG)工場の労働者とその周辺の低・中所得世帯に着目、これは150億米ドルの即時対応可能な市場チャンスに相当する流通ルートです。
バングラデシュの農業事情
しかし、バングラデシュの零細農家や工場労働者は従来、非常に非効率的な農業サプライチェーンのせいで十分なサービスを受けておらず、大量の食品ロスが発生していました。Agroshiftは、直接調達、マイクロフルフィルメント、大規模な需要集約により、農家に適正価格を提示しつつ、廃棄率を1%未満にまで減らしました。
AgroshiftのQazi Bouland共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は「デジタル注文を戦略的に配置された物理的集配拠点と一体化することで、私たちは効率的でインセンティブの働く青果エコシステムを構築しました」と語っています。
目覚ましいけん引力と大胆なビジョン
Agroshiftは設立1年目から飛躍的な成長を遂げ、17万人以上のユニーク・ユーザーからの25万件超の注文をこなし、年間売上高は前年比350%増加しました。
この新機軸は今年初め、ADBベンチャーズの目に留まりました。ADBベンチャーズの投資スペシャリストMinsoo Kim氏は「ADBベンチャーズは、農業サプライチェーンの効率化を目指すAgroshiftと提携できることを大変喜んでいます。Agroshiftは、ティア2・ティア3都市の工場や低・中所得世帯の需要を集約して活用することで、公正な価格設定、市場アクセスの向上と価格の可視化、買い手にとってより低価格で品質、利便性の高い商品の提供を通じて、農家や商人から消費者に至るまでバリューチェーンの主要プレーヤーに利益をもたらしています」と話しています。
今後のシード資金調達でチャンスをつかむ
Agroshiftは今後のシード資金調達ラウンドで、事業のさらなる強化を目指しています。同社の戦略には、事業規模の拡大、サプライチェーンインフラの拡充、プライベートブランド製品の倍増、技術プラットフォームの改良、サプライトレード・ファイナンスの拡大、優秀な人材の採用などが含まれています。
Bouland氏は「Agroshiftの『フィジタル』モデルは、アグリコマースを近代化するだけでなく、地域の食料システムのより持続可能な未来を創造します」と付け加えました。
2024年には60のファクトリーパートナーと20万人の定期ユーザー獲得を目指している、この独創的なバングラデシュのアグリテック先駆者の未来は明るいでしょう。
詳細については、 https://agroshift.com/ をご覧ください。
▽Agroshiftについて
Agroshiftは、需要の集約、調達、配送を請け負うビジネスモデルを活用し、テクノロジーが可能にしたサプライチェーンの提供により、農業生産者が農産物を企業や消費者に販売する支援をしています。
ソース: Agroshift